カサカサカサカサカサカサ
嵐嶺
無理無理無理!?!?
嵐嶺
早く誰か◆して!
白音
無理ー!!
ミケ
うあっ、こっちくんなよ!
白音
きゃああああああああああ!?
バシン
突然、大きな音が鳴った
と、同時にカサカサ音は聞こえなくなった
斗真
よ、よし…潰した
ミケ
えっ
嵐嶺
え?
白音
!?ちょ、まって
斗真
何ですか
白音
なにでGを潰したんですか?
斗真
え、そりゃあその辺の板ですけど…
斗真
あ、これこれ!これですよ…
白音
まさかだけどさっきのGってメスじゃないですよね?
斗真
メスっぽかったんすけど
白音
ぎゃああああああああああああああああああああああああ!!!!!!
白音は叫びだし、逃げようとしている
ミケ
何でそんなに騒いでるんですか?
白音
メ、メスは潰したときにたまごが飛び散るんですよ
白音
Oooooooooo!?ぎゃあああああ!!!
嵐嶺
ぎゃあああああ!!
ミケ
ふあああああああああああ!??
斗真
……(無言でダッシュ
近くにはさっきのゴキブリについていたであろうたまごが、飛び散っている
白音
はははははやく逃げましょ!?
ミケ
賛成っすわ!!!
4人は走って旧館を抜けた
庭園
嵐嶺
……ふう、ここまで来れば大丈夫ですね
ミケ
ですね
白音
いやー怖かったー
斗真
はい、、
嵐嶺
あ
嵐嶺は何か思い出したかのように呟いた
嵐嶺
そういえば、札って何ですか?
ミケ
月に芒です
白音
えっ、じゃあ組める…!!
ミケ
本当ですか!?
斗真
良かったー
ミケ
じゃあもうこれで雨四光で抜けましょうよ!
ミケ
もうすっかり夜ですし
辺りは真っ暗だった
嵐嶺
いや、、
ミケ
?
嵐嶺
残り一人の光札の人が可哀想ですよ
斗真
いや、でもその人は桜のやつですし
斗真
菊に盃の人と組めば花見で一杯で抜けられますよ…?
嵐嶺
でも……それだと種札の人達やカス札の人達を救えないかもしれないんです
ミケ
でも、それだと菊に盃の人も出られるか分からないですよ
ミケ
ちょっとリスクは高いんじゃ…
白音
まあ時間はあるし良いんじゃないんですか?
白音
より多くの人をこのゲームから救う、なんて
白音
カッコいいじゃないですか!
ミケ
……確かに
斗真
確かにそうですね
嵐嶺
よし、そうと決まれば探しましょう!
嵐嶺
もう一人の光札の人を!
嵐嶺の目はやる気に満ち溢れていて、キラキラと輝いている
まるで月や星で照らされているかのように、彼女は光をまとっていた
嵐嶺
いない…
ミケ
やっぱり旧館は怖い…
ミケ
G出てきそうだし
白音
嘘…Gいるし
嵐嶺
きゃああああああああああ!?!?
ミケ
やああああああああああ!!!!!ぎゃあああああ
白音
嘘ですよーんwww
斗真
意外といない…
庭園前 階段
嵐嶺
どうしよ…ごめんなさい
ミケ
いや、自分を責めないでください
ミケ
あなたは悪くない
手元の時計は午後11時45分を指している
白音
タイムリミットっていつでしたっけ
斗真
零時です
嵐嶺
本当にごめんなさい
嵐嶺
すみません…
誰も嵐嶺のことを責められなかった
嵐嶺
(ああ、、いっつもこうだ)
嵐嶺
(余計なことをして、皆を困らせて…)
嵐嶺
(もう懲りないのかな…)
嵐嶺
(消えた方が…)
嵐嶺
(刀もあるし…)
嵐嶺
(でもそれは無責任すぎやしないか?自分)
嵐嶺
(自分でやらかしたことは自分で尻拭いしないと!)
~?!~♪、~,:,¥
向こう側から声がする
ミケ
なんか向こう側から声しますよ!
白音
本当だ!
白音
もしかしたら組める……?
嵐嶺
!?
嵐嶺
じゃあ、、行きましょう
嵐嶺
行きましょう!!
4人は最後の希望を信じ、声のする方へと急いだ