自由になる資格がないって父さんに言われた
何でそう決めつけるのって言ったらさ
平手打ちを食らったんだ
その瞬間に僕の中の何かが壊れた音がしたんだ
そこからの記憶が無くなった
やっと気が付いた時には僕は片手に冷たくなった父さんの片手を持っていて
父さんは血塗れだった
僕は父さんの返り血をもろに浴びていて服が真っ赤になっていた
急に後ろからすすり泣く声が聞こえたんだ
後ろを向いたらカナダがずっとずっと泣き続けているんだ
近づいたらずっとこっちに来ないでって言うんだ
五月蝿くて黙ってほしいから黙らせたら
涙を流しながら力を抜いていったんだ
何でなのかわかんなくなっちゃって
取り合えず刺してしまったんだ
バカだよね…分かっているよ
一番の理解者を殺しちゃったんだもの
気がおかしくなりそうだった
そこら中から血の匂いがして
…そうだ
僕も二人のとこに行けばいいんだ
大丈夫さきっと二人とも許してくれるはずだから
大丈夫…大丈夫上手くいくはずだから
手が震えてる…今更死ぬことなんて怖くないはずなのに
僕はきっとまた死に戻りする
知ってるよ
この後僕は死なずにまた次の話では何もなかったようにするんだ
知ってるよ君たちは僕らが苦しむ姿が好きなんでしょ?
君たちに聞きたいんだけどさ
こんな苦しんでいる姿
何処がいいの?
HAPPY END?この世界の仕組み
コメント
4件
ごめんアメリカ、、、かわいそうはかわいいんだよ、、、ごめんね 可愛いね