隙だらけの背中に羽は[無い]
大きな傷が残っているだけ
ルキア
僕が自分で切り落としたんだ
桜
っ!?
と少し前に知ったばかり
私たちはなぜ1人に1色の羽与えられて生きているの?
羽があるあなたがどんなだったのかもう二度と思い浮かべたりしないよ
ルキア
僕は君に隠し事をしている
ルキア
僕は昔、羽を与えることができた
ルキア
君を彩っている黄金色は本来君の色なんかじゃない
初めて会った君の羽は見たことないほど
黒い色をしてた
モブ
黒い羽って不幸呼ぶらしいよ
黒い羽は不幸を呼ぶ噂
君はいつも同じ顔して
桜
消えたい
と呟いた