瑠愛
(私には、ある悩みがある。)
瑠愛
(それは、)
瑠愛
(゙虐められている゙ことだ、)
瑠愛
(私は、このことを誰にも言っていない)
瑠愛
(虐められてるいることを言ったら、殺す)
瑠愛
(と、言われているからだ、)
鏑木
あー!瑠愛ちゃん!おはよう!
瑠愛
(私を虐めている犯人は、この、鏑木だ、)
瑠愛
……おはよう…
鏑木
どうしたの〜?そんな、暗い顔して〜
瑠愛
…いや、別に……
鏑木
そっか〜!じゃあね〜
瑠愛
(はぁ、この生活を、いつまで続ければいいのかやら、)
鏑木
あ、後さ〜
瑠愛
……なに?
鏑木
゙今日も゙体育館裏に来てね(瑠愛の耳元で)
瑠愛
ビクッ……わ、分かった…
瑠愛
(はぁ、また虐められるんだ、)
瑠愛
(私を虐める方法は、)
瑠愛
(金属バットで私の頭を殴ったり)
瑠愛
(私のお腹を蹴ったりとかだ、)
瑠愛
(これは通常の虐め、)
瑠愛
(酷い時は、ナイフや包丁で私の腕を切ることだ)
戀
(最近、瑠愛が元気がないように見える)
戀
(いつもは、笑ったり明るかったり)
戀
(それなのに、ある日突然、陽キャから、陰キャみたいになった)
戀
なぁ、瑠愛、
瑠愛
な、なに?
戀
お前最近、暗い顔してるけど、大丈夫か?
瑠愛
う、うん……大丈夫…
戀
そっか、なんかあったら言えよ、
瑠愛
うん…
戀
(こうやって、いつも「大丈夫」と言う)
戀
(こいつが大丈夫とか言うのは、無理をしているからだ)
戀
(俺と瑠愛は昔からの幼なじみで、瑠愛のことは、)
戀
(なんでも分かる。そう思っていた)
瑠愛
(はぁ、戀にまで心配かけちゃったよ)
玲凪
瑠愛、大丈夫?
瑠愛
玲凪、大丈夫だよ、
玲凪
嘘、絶対大丈夫じゃないでしょ、
瑠愛
……っ…大丈夫って言ってるじゃん!!
玲凪
……
瑠愛
いちいち心配しすぎなのよ、玲凪は!
瑠愛
別に、双子の片割れのことなんか心配しなくて大丈夫だから!
瑠愛
ガラッ(勢いよくドアを開け出ていく)
戀
(そうだった)
戀
(玲凪と瑠愛は双子の姉妹だったんだ、)
鏑木
ふふっ
鏑木
(私は瑠愛を虐めている)
鏑木
(だって、全部あいつが悪いんだもん)
鏑木
(私の好きな人に告白したことがあった)
鏑木
(けど、振られた)
鏑木
(理由は、「俺、瑠愛のことが好きだから」と言う)
鏑木
(それを聞いた瞬間、瑠愛を憎んだ)
鏑木
(あんなやつ、居なければ良かった)
鏑木
(そう思って、虐めるようになった)
鏑木
(あいつ、いい気味w)
奏太
おい、鏑木、
鏑木
なに〜?
奏太
いつまで、あいつを虐める気だ、
鏑木
だ〜か〜ら〜!
鏑木
私は虐めてなんていないっての!
奏太
まぁ、いい、俺はお前を、許さない💢💢
鏑木
ふふっ、許さないと言ったところで、なにも変わらないから、
奏太
……トコトコ
鏑木
(なんで?なんで?)
鏑木
(私は誰にも、瑠愛を虐めていることなんて言ってない、)
鏑木
(もしくは、瑠愛が言ったの?)
鏑木
(まぁ、いいや、今日も虐めてやるんだから、)
鏑木
(明日も、その次の日も、そのまた次の日も)
鏑木
(゙虐めてやる゙んだから)