悪いことを一つ、思い出した───。
あの、こんにちは。
白鷺南那
は、はい…?
小鳥遊桜佑
小鳥遊桜佑と申します。
小鳥遊桜佑
ご存知ですか?
白鷺南那
…
白鷺南那
あー、知ってます知ってます!
小鳥遊桜佑
それならよかったです。
白鷺南那
…というか、なんで話しかけたんですか…?
小鳥遊桜佑
それは、貴方がとても魅力的だと思ったからです。
白鷺南那
へ、へ、へぇ…
小鳥遊桜佑
…?
白鷺南那
い、いや、なんでもないです!
白鷺南那
ありがとうございます!
小鳥遊桜佑
こちらこそ。
小鳥遊桜佑
よかったら一緒に帰りませんか?
白鷺南那
え…
小鳥遊桜佑
…?
白鷺南那
あ、あの!今日は用事があるので!
小鳥遊桜佑
そうなんですね。
小鳥遊桜佑
分かりました。
白鷺南那
そ、それではさようなら!
白鷺南那
うーん、嘘つきすぎたかなぁ…
白鷺南那
小鳥遊桜佑…か。
小鳥遊桜佑
おはようございます。
白鷺南那
きゃっ!
小鳥遊桜佑
すみません。
小鳥遊桜佑
驚かせてしまいましたね。
白鷺南那
あ、はは…大丈夫、です…
白鷺南那
えっと…なんで制服じゃないんですか…?
小鳥遊桜佑
なんだか、嫌だったので。
小鳥遊桜佑
私には合わないなと。
こんな日々が続いて。
小鳥遊桜佑
私と付き合ってください。
白鷺南那
あ、はい…!よろこんで!
いつの日か告白されて。
今思い返せば、"悪くはなかった"かなと思う。
でも、終わり方は過去一最悪だった。
小鳥遊桜佑
別れましょう。
白鷺南那
…は?
小鳥遊桜佑
すみません、家庭の事情で。
白鷺南那
え?
小鳥遊桜佑
すみません。桜、見に行きたかったですね。
白鷺南那
…
小鳥遊桜佑
さようなら。
白鷺南那
あ、は、はい!それではさようなら!
本当に────なんだったんだろうか。