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テヒョンside
あれは確か、入学式の日だっけな。 その日にジミナと、2人で教室に向かっていた。
その時に、女子とすれ違った。 俺は、今まで女子なんかに興味は無かったしもちろん恋なんかした事も無かった。
俺には、恋愛なんて全く縁が無いと思っていた。けれど、その女子とすれ違った時に 俺は恋に落ちた__
誰もが羨むスタイルに、整いすぎている顔。 そして、笑った時にクシャッとなる笑顔。 君の仕草。君の全てが俺のタイプだった。
ジミナも同じ事を思っていたらしい。 ジミナは、「ねぇ、テヒョンァ僕あの子に恋しちゃったかも…」なんて言ってた。
けど、俺は恋愛なんてした事が無かったからその時の俺の気持ちなんか分からなかった。
けど、これだけは分かった。 ○○と話している時は、何故か安心出来る。今までの女子は俺に好意を寄せてベタベタくっついてくる奴らばっかりだった。
けど、○○は違った。 だから、話しやすかったし楽しかった。 一緒に居て楽だった、笑顔になれた。 ジミナと居る時のように心の底から笑えた。
けど、そんなある日○○に呼ばれたんだ。
○○からは、俺にとって最悪すぎる事を知らされた。
俺は、屋上に呼び出された。 そこには、もう○○が待っていた。
テヒョン
○○
そうやって、自然と気遣いが出来る君に俺は惹かれたんだろうな__
テヒョン
○○
テヒョン
○○
テヒョン
○○
テヒョン
君との話は、楽しくて笑顔になれる。
○○
、、、、え?
今、なんて言った……?ジミナと、、、付き合う?○○が__?
テヒョン
○○
テヒョン
今、俺の頭の中は真っ白だ、、、。
ジミナと○○が付き合う、、、か。 ○○が、こんなにも喜ぶって事は本当に好きって事なんだよね…。
そっか、、、。 だったら、親友としても○○の1番の男友達としても応援しなきゃだよな……。
今は、涙を堪えて……笑顔を作って、、、。 無理にでも、普通を平然を装って……。 笑わなきゃ、、、。笑わなきゃ。
テヒョン
○○
テヒョン
○○
テヒョン
○○
テヒョン
○○
テヒョン
テヒョン
○○
テヒョン
○○
パタン__
俺は、その場にしゃがみ込んだ。
俺は、○○がジミナと付き合う事になった瞬間に気づいた。
俺は、○○の事が好きだという事を__
テヒョン
テヒョン
テヒョン
テヒョン
テヒョン
あれから、沢山泣いた。声が枯れるほど。 たくさん、たくさん泣いてもスッキリする事は無かった。
ただ、俺を照りつける夕日が綺麗でそれを眺めていた__
こんな、綺麗な夕日に見守られながら失恋したのかよ俺。
初恋の君は、どうしてもどうやったとしても俺の恋人には出来ない人になった。
初恋の君に贈る言葉は、、、。 ジミナにも○○にも決して許されない言葉だけど、言わせて欲しかった。 たった、一言だけを言わせて欲しかった。
テヒョン
こうして、俺の初恋は幕を閉じた__
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