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第2話
「にゃんこ、ぬいぐるみを手に入れる🧸」
昼下がりのタワマン 赤いカーペットに陽が差して、高い天井からシャンデリアがきらきら。
激務続きのルシアンは執務用の椅子に座り、 書類を広げている
——はずだった。
なぜなら。 その膝の上に。
にゃんこがいる。
しかもめっちゃ不機嫌。むっ……とした顔。
にゃんこ
ルシアンは1度ペンを止める。
ルシアン
にゃんこは返事をしない。 ただ、視線だけを一点に固定している。
——3段目の棚の中。
そこには、
使用人が“飾り用”として置いた くまのぬいぐるみ🧸(でかい・ふわふわ・なんか高そう)
にゃんこの目が、きらっと光る。
にゃんこ
ルシアン
にゃんこは、落ち着きなくもぞもぞ動く。
にゃんこ
次の瞬間___
にゃんこ
完全にわがままスイッチON。 ルシアンの膝の上でじたばた暴れ始める。
にゃんこ
優しくにゃんこを宥めながら、 ルシアンは即決。
ルシアン
使用人
数秒後。 にゃんこの前にぬいぐるみが差し出される。
だが。 にゃんこ、じっと見てから——
にゃんこ
一瞬、場が凍る。
ルシアン
にゃんこ、指を伸ばす。
にゃんこ
にゃんこ
——
くまが戻されたことを確認すると、 にゃんこはルシアンの膝からずるっと降りようとする。
ルシアン
——が。 ルシアンの静止を振り切りにゃんこは短い足で全力ダッシュ。
にゃんこ
赤いカーペットをとてとてとてとて!!
使用人たち、息を呑む。
にゃんこ、棚の前に辿り着くが——
届かない。
にゃんこ
にゃんこ
そして、
にゃんこ
にゃんこ、号泣準備完了
ルシアン
ルシアンは後ろから抱き上げる。
ルシアン
にゃんこ、くまをぎゅっと掴む。
にゃんこ
ルシアン
にゃんこ、即復活。
にゃんこ
くまを抱きしめて、 ルシアンの胸に顔をすりすり。
にゃんこ
ルシアン
ルシアンの言葉を聞いて、にゃんこは満足そうに くまの耳をかみっ。
にゃんこ
ルシアン
にゃんこはくまを抱いたまま、 ルシアンの腕の中でごろごろ。
ルシアン
終わり