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■おやすみ■ 兎誕
たまぁにあることやけど、ほんまに珍しいこと。
手をつないで。 もっとそばにいて。 あれが欲しい、全部欲しい。
そんな小さな子供のよに···
今夜のうーくんはいつもよりなんだか少しわがままです。
ねだられるままに抱きしめて、甘やかして、ちょっと泣かして情事が済めば。 何を話すでもなく俺の手を握って唇に押し当てとるんや。
L「うーくん」 兎「······」
どうしたんって聞いたって、きっとなんも言わへんのわかっとる。
胸に風吹く夜は自分だけが寒いよな気がして、自分で自分を抱きしめるだけじゃ全然足りひん。
せやから。
L「うーくん、ちっちゃい頃にさあ」 兎「うん···?」
L「好きやった歌ってなに?」
兎「えー···何だろう」
俺の手をとったまま静かに考えるうーくん。
今夜きみが抱えて来たんは、お互いの忙しさでちょっとずつ溜めた寂しい気持ち。
きみの心の声が聞こえたときに、すぐに抱きしめられたらええのに。
兎「うた···」
日々の疲れと情事の余韻で、うーくんは考えながらまどろみ始める。 そっと肩まで毛布に包み込み、俺も身を寄せ静かに目を閉じる。
今夜はね、きみが眠りにおちるまで。 心に灯る小さな歌と一緒にずっと抱いとってあげるから。
L「···おやすみ」 兎「ん···」
今夜のきみの夢が、穏やかでありますように。
零れ落ちそうやった不安が、星降る空にとけて消えていきますように。
きみの世界が優しい色に包まれますように。
全部、 全部、 きみを守る羽根でありますように。
腕の中の静かな寝息と愛おしいぬくもり。 何よりも確かな幸せ。
きみが眠りから醒めてもずっとそばにおるよ。
せやから安心して··· おやすみ、うーくん。
END うさぎくんお誕生日おめでと(*´ω`*)
コメント
3件
うーくん!おめでとうなんよ!