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兄弟ごっこ

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兄弟ごっこ

1 - 兄弟ごっこ

♥

121

2020年08月04日

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木兎

赤葦〜

赤葦

何ですか

赤葦

木兎さん

木兎

俺今から赤葦の弟になる!

赤葦

は?

木兎

だから

木兎

今から赤葦は俺の兄ちゃんな!

赤葦

ちょ

赤葦

何ですかそれ

突然恋人から言われた事に

俺は正直この人何言ってんだ

と思った

何で突然俺の弟になるのか

本当にこの人は

何を考えてるか分からない

木兎

兄ちゃん!なでなでして!

赤葦

ちょ、木兎さん

木兎

む〜…

木兎

今は俺、赤葦の弟だって言ったじゃん!

赤葦

だから何で急に…

木兎

ん〜…気分!

木兎

いいから、頭撫でろよ!兄ちゃん!

頭をグリグリと押し付けてくる

その様子はとても可愛らしい

木兎

兄ちゃ〜ん…

俺を見上げる木兎さん

髪を下ろしているせいか

普段より幼く見える

赤葦

これでいい?

木兎

うん!

木兎

次は…ハグ!

木兎

ギューってして!兄ちゃん!

赤葦

はいはい

赤葦

ギュー。

木兎

ギュー!

とても俺に甘えてくる木兎さん

俺の首筋に鼻を擦り付けた後

そっと耳に口付けた

木兎

次は〜…

木兎

ん〜

木兎

ポッキーゲーム!

赤葦

赤葦

ポッキーなんてあるの?

木兎

うん!こっそり持ってきた!

準備万端か

木兎

ん!

赤葦

仕方ないですね…

木兎

ふぁふぁひへいほになっへう!

多分赤葦敬語になってる!

と言ってるだろうけど

急に敬語を辞めるというのも

難しい話だ

赤葦

ん。

木兎

んぅ〜..

ゆっくり食べ進めていく

木兎さんはがっついて来るかと思ったが

意外と俺より食べるのが遅い

木兎

目が合った

顔を真っ赤にして

木兎さんは食べるのを辞めてしまった

可愛い

その間にも俺は木兎さんの口へと

ゆっくり進んでいく

木兎

ひ…ひぃふぁん

木兎

ふぁふはひ…

自分からやってきたのに

今更恥ずかしいだなんて

もう手遅れなのに

木兎

んっ

赤葦

ん…

口の中に甘い香りが広がる

木兎さんの方を見た

木兎

んん…!

こっち見んな

という顔をしている

俺は木兎さんの顔を見たい

赤葦

ふふ…

少し強めに唇を吸い上げ

離した

元々ピンクだった色が

赤くなっている

赤葦

口紅でもした?

木兎

し、してない…

木兎

あ、赤葦

赤葦

あれ?今はお兄ちゃんじゃないんですか?

木兎

木兎

やっぱ恥ずかしくなってきた

赤葦

俺は楽しくなってきました

木兎

え。ちょ

赤葦

次は何します?

赤葦

あ。違いましたね

赤葦

今は兄ちゃんでした

赤葦

木兎

木兎

ぁっ

赤葦

次は何したい?

木兎

ごめんって

木兎

木兎

真っ赤になって涙目で俺に訴える

余計に楽しくなってしまう

木兎

あ、赤葦

木兎

もう11時前だぞ?

木兎

は、早く寝ないと…

赤葦

明日は部活は無いよ

木兎

ぁ…

赤葦

何しよっか

木兎

あか…兄ちゃん

木兎

お、俺水飲みたいな!

赤葦

水?

木兎

うん!水!

赤葦

いいよ

木兎

これで逃げれ..

木兎

え?

木兎さんに渡す水を自分で飲んだ

強引に木兎さんを抱き寄せる

木兎

じ、自分で...!

また俺は口付けた

もう木兎さんの顔はタコ見たいだ

赤葦

赤葦

美味しかったですか?

木兎

あ、赤葦…

木兎

もう兄弟ごっことかしないからぁ..

木兎

許して…?

赤葦

怒ってませんよ

赤葦

ただ

赤葦

次はメイド服を着てもらいますね

木兎

赤葦〜!ごめん〜!

木兎

俺、1回赤葦の事兄ちゃんって呼んでみたくて

木兎

それで兄弟ごっこしたくなったんだよ〜!

この人は理由までも可愛い

木兎さんに兄ちゃんと言われる気分は

悪くなかった

赤葦

そうですか

赤葦

それなら仕方ないですね

赤葦

明日は服屋に行きましょうか

木兎

やだ〜!

この作品はいかがでしたか?

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コメント

3

ユーザー

唐突ですが…フォロー失礼します( ˙꒳​˙ )

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