龍騎
…どうぞ
龍騎
(叔父さんなんて言うかな…?
叔父さん
龍騎く〜ん?
居ないの〜?
居ないの〜?
龍騎
あ、お帰りなさい
叔父さん
ただいま
龍騎
すみません
寝てました
寝てました
叔父さん
大丈夫だよ
龍騎
…叔父さん、少しいいですか?
叔父さん
どうしたの?
龍騎
…僕この家、出て行きたいです
叔父さん
は…?
龍騎
…知り合いのところに、住みたい
叔父さん
…君に頼れる人なんているの?
龍騎
い、いるよ
叔父さん
そいつとはいつ知り合ったんだ?
龍騎
す、少し前
叔父さん
それって俺より信用できるような?
龍騎
う、うん
叔父さん
数十年君を育ててきた俺より信用できるやつなのか?
龍騎
…うん
叔父さん
そんなわけないだろ!
龍騎
(ビクッ
叔父さん
俺はお前を育ててきた
叔父さん
目の不自由なお前を!
叔父さん
それなのにお前は俺を裏切るのか?
龍騎
そ、それは…
叔父さん
いいか?
叔父さん
お前はこれまでもこれからも俺の"ストレス発散道具"なんだよ
龍騎
で、でももうやりたくない…!
叔父さん
はぁ…
叔父さん
お前に選択肢はないんだよ
叔父さん
わかったなら服脱げ
僕はこの時わかった
この人に拾われることがどれだけ地獄だったのか
それからと言うもの僕は部屋から1週間出してもらえなかった
叔父さんがずっと変なことをして来たから
それから数日後叔父さんが1ヶ月の出張に行くことになった
場所も遠いし1ヶ月は確実に帰って来れないらしい
だからその間執事さんのところに行くことにした
それでボスキさ…
ボスキにこの話をすることにした
龍騎
(ここに来たの久しぶりだな
ボスキ
主様!
龍騎
あ、ただいま
ボスキ
…主様なにかあったか?
龍騎
え…?