僕の昔の話をしよう。
僕は何をしたいのか分からなくなった
僕はこの世界で何で生きるの分からなくなった
そして何度も傷つけた
この体をこの心を
そして何度も死のう
そう思った
だけれど
毎回死ねなかった
首を締めようとしても
薬を飲もうとしても
自分を刺そうとしても
道路に飛び出そうとしても
それが僕には出来なかった
こんなにも苦しいのに何故死ねない
そう何度も思った
そして僕は考えた
【なんで死ねないのだろうと】
その答えはすぐには出なかった
何ヶ月も何年も経って
その答えはやっと分かった
死のうと思ってるのに死ねないのは未練があるから
死のうと同じくらい生きようと
そう思ってるから
そして気づいたら
僕は歩いていた
勿論歩きたくない
何度も思ったけれど
だけど最後はちゃんと歩いていた
そして今僕は幸せになれた
あの時死ねなくて良かったって
辞める勇気がなくて本当に良かった
そう思えた
そして僕は伝えたい
今死のうと思ってるのに死ねない君
きっとそれはねまだ死ぬ時じゃないからだよ
もう少し歩いてみて
途中止まってもいい
ゆっくり。
そう1歩ずつ
歩いていけばいいんだから。