心音
麗ちゃん🎶中庭いこ🎶

麗羽
ごめん。提出物、無くしちゃって。

心音
えー💕おっちょこちょいだねー💕

麗羽
行ってきていいよ。お弁当まだでしょ?

心音
でも心音、麗ちゃんと食べたいもん🎶

麗羽
心音、食べてこないと時間なくなるよ。
こんな所で食べても美味しくないでしょ。

心音
麗ちゃんがいるからいい💕

麗羽
はぁ。1度決めたら変えないんだから。(嬉しいけどね...)

梨花
ねーねー!麗羽ちゃーん!ちょっとだけ来てー!

麗羽
わかった。ちょっとまってて、心音。

心音
はーい🎶

麗羽
どうしたの?

梨花
心音ってぶりっ子だよね~😏

麗羽
え...?

日菜
だからさぁー私たち3人でいじめない?ww

麗羽
ごめん。そんなこと出来ない。

梨花
は?なんで?いつも一緒にいてうんざりするでしょ?
ワガママでしょ?嫌でしょ?疲れてるんでしょ?

麗羽
確かに心音はぶりっ子だよ。でもうんざりもしないし、
嫌じゃないし疲れもしない。たった一人の幼馴染みだから。

梨花
は?ウザ。なにお前?

麗羽
え。。

日菜
マジでなんなのー?仲良しごっこでもしてるのー?www

梨花
あんな奴がお前なんかと仲良くしたいと思わねーよwww

麗羽
え......

日菜
まぁ自分の中で仲良しごっこしとけばー?www

梨花
じゃあねーwww

麗羽
そんな...

心音
麗ちゃ~ん💕遅いからきちゃったよ~💕

麗羽
やめて。来ないで。

心音
え?何言ってるのー?💕

麗羽
来ないでって言ってるの!

心音
麗...ちゃん...?

麗羽
私を騙して何が楽しいの?

心音
え?麗ちゃん?何言ってるの!騙してなんかないよ!

麗羽
嘘でしょ!私なんか人に好かれないの!それを利用してたんでしょ!?

心音
麗ちゃん...?

麗羽
なんでよ!なんで私なの!?今までの出来事は全部、嘘だったの?!

心音
そんなことするわけないじゃん!

麗羽
また騙すの?!ホントの事言ってよ!!

心音
麗ちゃん!なんで信じてくれないの!?そっちこそ私のこと
信じてくれてなかったの?!

麗羽
信じてたよ!信じてたから悔しいの!!泣

心音
じゃあ何で...!何で私を信じてくれないの!!

麗羽
っ・・・?!(こ、心音が...ぶりっ子じゃな、い...?)

心音
麗ちゃんは今まで私のこと信じてなかったの!?

心音
信じてたのは私だけだったの?!結局!
騙してたのは麗ちゃんでしょ!?!?泣

麗羽
心音...

心音
麗ちゃんは人の言うことを信じすぎてるよ!!

麗羽
え??

心音
聞いてたの...私...嬉しかったよ...でも、麗ちゃんは...泣

麗羽
ま、まって!!

麗羽
ただいま。

お母さん(麗羽の)
おかえり(*^^*)

麗羽
今日はご飯いらない。

お母さん(麗羽の)
どうしたの?なんかあった?(´・-・`)

麗羽
ちょっとね、心音と。

お母さん(麗羽の)
何があったの?

お母さん(麗羽の)
そうだったの...

麗羽
うん。

お母さん(麗羽の)
麗羽はどう思うの?こーちゃんのこと。

麗羽
心音はそんなことしないよ。

麗羽
私も信じてたよ、心音のこと。

お母さん(麗羽の)
こーちゃんはそんなことしない。
これは麗羽がよく知ってるでしょ。

麗羽
うん。

お母さん(麗羽の)
麗羽。何でも信じればいいってわけじゃないのよ。
少し冷静になってよく考えるの。それは本当かどうか。

麗羽
考える...?

お母さん(麗羽の)
そうよ。今日のあなたは冷静になれなかったのよ。
ショックが強かったのよ、きっと。

麗羽
うん。

お母さん(麗羽の)
でもそのショックは勝手に作り出されたものなのよ。
本当の事じゃない。何故かはわかるでしょ?

麗羽
心音はそんなことしないから。

お母さん(麗羽の)
そう。明日謝りなさい。ちゃんと話すのよ。

麗羽
わかった。

心音
麗ちゃん...ちょっといいかな...

麗羽
わたしも。

心音
麗ちゃん、昨日はごめんね...

麗羽
私が悪かったの。ほんとにごめん。

麗羽
ホントはあんなことが言いたいんじゃなかったの。でも...

心音
ショック...が強かったの?

麗羽
そう。

心音
嬉しいな、なんか(*^^*)

麗羽
なんで?

心音
いつもそんなことないと思ってたから!

麗羽
そうなの?

心音
そうだよ!

麗羽
なんかごめん。

心音
それがいいんじゃん!

麗羽
そーなんだ。

気づいたら私たちはいつも通り話していた。
でもひとつ変わっていた。
それは心音がぶりっ子じゃない
ということ。
ぶりっ子でもそうじゃなくてもいい。
心音は心音だから。
私たちの友情は一生切れない。
そう誓える日だった。