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夢叶
絵はもう少し待ってね
私屋上で靴を脱ぎかけたときに
三編みの先客に声をかけてしまった
夢叶
蘭
口をついて出ただけホントはどうでもよかった
先を越されるのがなんとなくしゃくだった
三編みの子は、語る
どっかで聞いたようなこと
蘭
蘭
夢叶
夢叶
夢叶
夢叶
蘭
って三編みの子は、消えてった
さぁ今日こそはと靴を脱ぎかけたらそこに
背の低い男の子
また声をかけてしまった
マイキー
背の低い子は、語る
クラスでの孤独を
マイキー
マイキー
夢叶
夢叶
夢叶
夢叶
夢叶
マイキー
と泣いて背の低い子は消えてった
そうやって何人かに声をかけて
折り返して
夢叶
初めて見つけたんだ似たような悩みの子
何人目かに会ったんだ 黄色と黒の髪色の子
一虎
一虎
一虎
口をついて出ただけ ホントはどうでも良かった
思ってもないこと でも声をかけてしまった
夢叶
あぁどうしようこの子は止められない うちには、止める資格がない
夢叶
夢叶
一虎
って目を失せたまま消えてった
夢叶
夢叶
夢叶
夢叶
カーディガンを脱いで ポニーテールをほどいて
夢叶
夢叶