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3話

中也思考

太宰思考

中也の家に偲び ( ? ) 込んでから約1週間

太宰

結局何も無かったしなぁ …

そう 、中也の家には 本当に何も無かったのだ

中也の小さい頃の 写真や想い出 、 家族の写真等も何も無かった

昔 、中也は親と一緒に 住んでいると聞いたが 親が家に居る所を 見た事が1度も無い

家を出て1人暮らしを 始めたと云う線も考えたが 昔から家は変わっていない

故に厭な気が収まらなかった

中也は何時も長袖長絝 を履いていて 、 夏でも 脱ぐことが一切無い

だから私は虐待ではないか 、 と考えたのだ

太宰

変な所で意地を張らないで欲しい物だけれど …

厭な感を無理矢理抑え 、 はぁっと溜息を付く

何も無いといいのだけれど

今にも中也が死ぬのでは 無いかと恐怖を覚える

太宰

もう … あんな思いは
厭だからね 、私 …

今にも昔のトラウマが 蘇って来るような 感覚がして 、 息が少し荒くなる

太宰

ッッ … 今日は早く帰ろうか 、

太宰

今日はゆっくり休憩しよう

中也

… 今日も 、帰って来ねぇように …

密かに自分の中でそう 思っていたつもりだが 、 不覚乍声が漏れていた

そんな願も儚く 、脆い物 だと直ぐに実感する

1人暮らしには少し広い 部屋に一通のメールが届く

厭な気がし 、恐る恐る 携帯の画面を表示させると そこには

「 帰って来ねぇように 」 そう願った人からの メールだった

中也

ッ … ! オ ェ ッ …

一瞬吐きそうになる 無理も無いだろう

今1番会いたくない人から 「 明後日帰る 」と メールが届いてしまったのだ

中也

ッッ … 取り敢えず … 帰ってくる迄に出来ることをするか 、

吐き気を抑えながら 今出来る事を考える

今日はひとまず休んで おいた方がいいだろう 明後日迄時間は未だ 有るのだ 、一旦落ち着こう

[ 脳内 アウトサイダー ]

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3

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中也辛いな

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