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神様
リオは、この天界にある”赤い石”の存在は知っているか？
リオ
噂程度で…
リオ
この世界のバランスを保つ役割をしている。てやつ？
神様
あぁ。
神様
それが、先日盗まれてしまった。
リオ
それじゃあ…
神様
今天界のバランスはすごく不安定だ。
神様
いつ崩壊してもおかしくないんだ。。
リオ
石は…何処へ？
神様
まだ確信はないんだが……
神様
外界に、持ってかれている
神様
それも、リオがいた世界だ。
神様
そのまま放置してしまうと、外界にも悪い影響が及ぶ
リオ
私は…
神様
その石を取り返してほしい。
リオ
……私にできるかな？
神様
君しかいないんだ。
神様
もう一つ、君の隠された秘密についても話そうか…
リオ
私の…秘密？
神様
リオは自分の存在をどう思う？
リオ
え？
リオ
私は、一人の天使。。ですよね？
神様
あぁ、それに違いはない。
神様
だが、君は唯一無二の天使なんだ。
リオ
どういうことですか？
神様
天使は本来、外界の人間の感情から生まれる。
神様
嬉しい、楽しい、幸せ…
神様
こういった感情が爆発的に増えたとき、天使は生まれる。
リオ
そうなんだ…
神様
だがリオ、君は違うんだ。
リオ
え？
神様
君は、人間の”魂”から生まれたんだ
リオ
…よく分かんない、です
神様
君は、ある子供の想いが具現化した天使なんだ
リオ
その子の、名前は？
神様
……イザナ
リオ
イザナ…
神様
すごく元気で、活発で、明るい女の子だったよ
神様
彼女にはね、遺してきてしまった人たちがいるんだ
神様
きっと彼らが心配だったんだろうね。
神様
その想いから君ができた…
リオ
私は…イザナの意志を継ぎたい。
リオ
彼女の魂が、安心して天国に行けるよう、なんとかしたい。
神様
うん。
神様
彼女のいた世界は、君の世界だ。
神様
後に、イザナと関わりのある人が来るかもしれない。
神様
信用できるなら、話してもいいよ。
リオ
うん。ありがと、、
神様
何か、質問はあるかい？
リオ
私の、能力について…
神様
あぁ、”絶対支配”はそのまんまの意味だよ。
神様
この世のモノ全てを支配できる。
神様
動物、植物、水や風といったものももちろん。
神様
空間や、人体だって操れる。
神様
いわば、全能力だね。
リオ
けど、使い方が、、うまく行かなくて…
神様
じゃあ、全て使えるようにしてやろう
神様
次に外界に行ったときは思うままに使えるよ
リオ
ありがと！！
神様
じゃあリオ。
神様
気をつけて。。
リオ
うん。みんなも、無事で…
ヒュン↓
前回落とされたときとは違う、ゆっくり落ちていく感覚
リオ
みんな、待ってて！
リオ
絶対に石を取り戻すから！！！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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