それは入学してから3ヶ月… バイトを初めてから1週間経ったくらいの事だった
女生徒A
女生徒B
女生徒A
最初はギャルっぽい女子生徒の 立ち話だった しかしそれが学校内に歪んで伝わるのにそんな時間はかからず… そのまた1週間後には…
男子生徒
朋莉
男子生徒
朋莉
男子生徒
男子生徒には体目的からの 抵抗する私に対してイラつき暴力
女生徒A
女生徒B
女子からは机の上に濡れた雑巾を乗せられたり上履きを掃除用のバケツに付けられたり… 暴力こそなかったがものが無くなる、ボロボロにされることはよくあった
朋莉
女生徒A
女生徒B
朋莉
気付けば毎日の呼び出しは当たり前 無かったはずの女子からの暴力も 日を追う事に少しずつ増えていった
そんな中での私の心安らぐ時間は あの喫茶店での時間で バイトを始めて1ヶ月が 過ぎようとしていた
マスター
朋莉
潤奈
マスター
朋莉
いつの間にか【大丈夫】が 私の口癖になっていた 周りに心配かけないように 自分に言い聞かせるように口にする その言葉は学校、バイト先、家 どこに居ても口にする言葉… もしかしたらここ数日 【大丈夫】しか口にしていないんじゃないかと錯覚するほどだった
潤奈
朋莉
心の中で 「ほら、また大丈夫って言った」 と思いつつ笑顔を作る
潤奈
朋莉
頬の端を少しひきつらせながら 笑顔で言えばバイトに戻り 閉店後作ってもらったまかないを 食べて帰宅 しようとした時…
マスター
朋莉
マスターから渡されたのは 男性には不釣り合いな可愛らしい紙袋
マスター
朋莉
頭を下げれば頭に優しい温もり マスターが頭を撫でてくれているのだと気付くのに時間は掛からず 不思議と涙が込み上げてきた
朋莉
芹香(妹)
小さな声呟きながら自室を開けると 中から明るい声が聞こえた
朋莉
芹香(妹)
妹の手に握られていたのは 少し小さめな鍵付きのノート しかもとても見覚えのある デザインだった
朋莉
芹香(妹)
そう言って机の上にある 私の鍵付きノートに触ろうと 伸ばした彼女の手を無意識に 振り払ってしまった
芹香(妹)
朋莉
芹香(妹)
朋莉
芹香(妹)
朋莉
芹香(妹)
ノートを読み進めていると妹を呼ぶ 母親の声が聞こえた
朋莉
芹香(妹)
妹が居なくなり静かになる部屋 紙をめくる音だけがやけに耳につき 物語の内容でなのか… 今まで耐えてきた反動なのか… 涙が溢れてきた
朋莉
呟きながら自分のノートを開き 今日の出来事を書き進める いつからだったか… 日記は恨み辛みを書き殴るノートに 変わってしまっていた 母親からの仕打ち、学校でのいじめ バイト先で食べた夕食 潤奈さんに教えて貰ったレシピ
朋莉
そう考えながらまたノートに鍵をかけ 自分の気持ちや悲しみ、辛さ たくさんの感情を閉じ込めた…
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