テラーノベル
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そこから10年ぐらい後の話だ
俺はあんた彼氏が、いやあんたを捨てた元彼が亡くなってることを知った
あんたの元彼が亡くなってると知った時、嬉しさと同時にあんたが悲しんでるのに、
あんたの元彼が亡くなってると知って喜んでる自分に腹が立った
でもしょうがないだろ
この恋が実るかもって、あんたと付き合えるかもと思ったら嬉しくて、
10年あんたのことを想い続けてきたんだ
今まで少しも動かなかった歯車がとてもゆっくりだが、動き始めたら嬉しいだろ?
もう一生動かないと思っていた歯車が動いたんだ
嬉しくないわけないだろう?
だから彼氏がいない今告白するチャンスだと思った
伏黒
五条
伏黒
伏黒
五条
五条
伏黒
伏黒
伏黒
五条
五条
伏黒
伏黒
伏黒
俺はこの時好きな人の前で
俺を振った人の前で
みっともなく泣いてしまった
五条
俺の勘違いだった
俺の恋は、歯車は動いていなかったんだ
勝手に喜んで落ち込む
俺はどこまでも最低な人間だ
伏黒
俺は無我夢中で走った
伏黒
ダッダッダッ
今あんたを見たら俺はあんたを殺してしまうかもしれない
伏黒
虎杖
虎杖
虎杖
伏黒
伏黒
虎杖
俺はこれまでのことをはなした
俺があの人に恋をした日のこと あの人が来るまで苦しい生活をしていたこと
あの人の恋人が亡くなってるのを喜んだこと
あの人の恋人が亡くなって喜んだ俺に腹が立ったこと
振られた後あの人を殺して俺のものにしようと考えたこと
虎杖はいつもの態度から考えられないほど静かだった
虎杖
虎杖
虎杖
虎杖
虎杖
虎杖
虎杖
虎杖
虎杖
伏黒
虎杖
伏黒
伏黒
伏黒
伏黒
伏黒
虎杖
この時誓った
来世ではあんたのことを俺のものにするって
できなくてもできるまで転生してやる
絶対に逃さない
あんたは俺のものだ
主
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