ニコラス
ニコラスは自殺者が多く出る樹林に来ています。
なぜ、ここに来たかと言うと ニコラスはここで自殺者を成仏 させるためにお祈りにきました。
ニコラス
ニコラス
そこには苔がびっしり生えた十字架が ありました。
ニコラス
ニコラスはぱっぱと苔を落としました。
ニコラス
そこには書いてあったのは…
「ニコラス•ジェノベーゼ」
そう、ニコラスの名前が書いてあったのです。
ニコラス
ニコラス
クリスティーナ
ニコラス
これは…。
クリスティーナ
ニコラス
クリスティーナ
1582年5月4日 オーストラリアで元気な男の子が産まれました。
彼はニコラスという名前を貰いました。 そして、将来の夢は教師でした。
しかし、父と母はその夢を誇らしく思っていなく、 「教師じゃなく、科学者になりなさい!」と 反対されてきました。
しかし、ニコラスは夢をそう簡単に諦めませんでした。
ニコラスが7歳の時に両親がニコラスをおいて 遠くに行ってしまいます。
ニコラスは寂しくて 泣きそうでした。
しかし、シスターに拾われ、 なんと数年後には教師になりました。
しかし、事件は起きました。
1611年12月27日 ニコラスの務めている学校に両親がのり込んできて 殺されてしまいました。
ニコラスはこの言葉をオーストラリアに 残しました。
「人間というのはね、人間らしく 一生懸命生きるんだよ。」
といい、オーストラリアの 「教師の王子」として語り継がれてきました。
ニコラス
クリスティーナ
あるかもしれませんよ?
ニコラス
後で調べてみるわ…。
ニコラスは何か心の奥に違和感を感じました。
ニコラス
見てなかったわね‥。
ニコラス
古びた銅像に私は手を置いた。
ニコラス
12時になったらまた来よう。
私は銅像を見て一瞬 銅像がニコッと笑ったように見えた。
12時
ゴーン…ゴーン…
12時の鐘が鳴り響いた。
クリスティーナ
ニコラス
しかし、銅像はピクリとも動かない。
クリスティーナ
とりあえず今日は修道院に帰りましょう。
ニコラス
私はクリスティーナの後を追った。
後ろを振り向くと手を振った誰かの姿…
知らない人だったら怖かった…けどなぜか さっき、手を振った人はちっとも怖くなかった…。
私は手を振り返した。
―次の日―
クリスティーナ
ニコラス
クリスティーナ
クリスティーナ
ニコラス
クリスティーナ
ニコラス
クリスティーナ
君は良い子だね。
ニコラス
クリスティーナ
ニコラス
聞き覚えのあるふんわりとした声が脳内に響いた。
あぁ、やっぱりあの人の声は忘れられない…。
3話へ続く…
1話見てない人は見てみてね!