TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

三学期

〜続き…〜

💙

さてと…

💙

そろそろ帰ろう

💙

もう、この学校ともさよならか〜。

💙

色紙に花束、友達未満のクラスメイトからの手紙、もう持ちきれないやw

💙

じゃ、さっさと…

💗

なぁ…

💙

ん?あぁ、

💙

何?

💗

あの…さ…

やっぱり…なんで行ってしまうのがこんなにも悲しいんだろう…

💙

何なの、はっきり言ってよ。もう行かないといけないんだから。

💗

俺らって…前…なんか関わりあったっけ…?

💙

は?w

💗

いや…何も覚えてないけど…やっぱり何か引っかかることがあるんだ…

💙

だから?w

💗

その…

💙

なに知らないふりしてんのw

💙

付き合ってたくせにw

💙

よく電話かけてきて家に凸ってきたくせにw

💗

…は!?

💙

💗くんの頭、都合のいいように記憶が消されているんだねw

💗

え…それってマジ…?

💙

天使は嘘をつきませーん。

💙

付き合ったと思ったら、急に女いて別れたことにされてるし、

💙

どういうつもりかな?

💗

えっと…

💙

ま、関係ないか。

💙

もう関わりないもんね。

💙

じゃ、人間界楽しみなよ。

💙

一人でね。

💗

ちょ…ちょっと待って…!

💙

はぁ…何…

💗

やっぱり…その…

💙

恋人には戻らない!もちろん、友達にも!

💗

…行かないで

💙

無理。

💙

ていうか、何で急に真由さんのこと冷めたの?

💙

別にいいじゃん、一人で人間界に残れば。

💙

💗くんが住んでた地獄に比べたら、ここは昼があるんだよ?

💙

地獄はずっと真夜中だし、ここの方が綺麗な景色見れるじゃん。

💙

本当は僕も、天国にはない夜をもう少しここで味わいたかったけど。

💙

もうお父様に帰ることを伝えたんだ。流石にキャンセルはできない。

💙

それと…天界に戻ったらまず💗くんとの記憶を全部消すことにするよ。

💙

僕に恋愛は早すぎた。そもそも、恋愛は法律上禁止のことだし。

💙

会いたいって思うくらいなら、もういっそ記憶から消してしまうよ。

💗

やめろ…そんなことしたら!

💗

俺らの思い出が…!

💙

ほとんど残ってない僕たちの思い出の中にある、💗くんが忘れたくない記憶って何?

💙

そんなに守りたい思い出なんて、作ったっけ?

💗

…いや

💙

でも大丈夫、僕の記憶からは完全に消えるけど、💗くんの中には残るから。

💙

だから…

メイド

ガチャッ

メイド

💙様、お取り込み中申し訳ありません。

メイド

あまりに遅いため、お父様から迎えに行くよう命じられやってきました。

メイド

あまり心配はかけぬよう、早めに帰りましょう。

💙

だね。

💙

そういうことだから。

💙

そんなに会いたければ天界に来れば?

💙

追い返すかもしれないけど。

💙

タッタッタッタ

💗

まっ…

その頃…

お父様

で、どうなったんだ?

お父様

もう少しで💙が帰ってくる。簡潔に話してくれ。

真由

で…ですから、文通でも話したとおり、引き離せました!

父上

記憶は?

真由

…え?

父上

まさか、記憶が残っている状態で引き離した気でいるんじゃないだろうな?

真由

記憶…

父上

図星か…

お父様

もしかして、💙があの学校を退学して天界へ帰ってくるから、もう会うことはないだろう、そう思っているのですか?

父上

会いにきたらどうする!今、天界と地獄での境界線での規制が緩くなっている中、互いの国の出入りがとてもしやすくなっている。

父上

行こうと思えば、簡単に行けるんだぞ。

真由

すみません…

お父様

油断しないでと言ったではありませんか…

父上

油断…ん?まてよ?

父上

おい!お前、油断したのか!?

真由

え?

父上

気を緩めるなと言っただろうが!

父上

お前が気を引き締めないと、💗の洗脳が解けかかるんだぞ!

お父様

悪魔様、一体どういう意味で…?

父上

洗脳している本人、つまり真由、お前が!

父上

気を緩めたら洗脳が解けかかるんだ!

父上

きっと今頃、人間界にいる💗の記憶の中には💙さんのことが少しずつ戻り始めている…

お父様

!?

父上

その間にまた付き合い始めたら!!また二人が結ばれたらどうする!!

真由

…すみません!

父上

お前ってやつは本当に!!

お父様

落ち着いてください!!

お父様

こういう時もあろうかと、特別な薬を作っておきました。

父上

何ですか…その薬とは

お父様

洗脳薬ですよ。

お父様

ほら、今やるべきことを吹き込むと、それを達成するまでは暴走するほどの集中力が与えられるというやつです。

父上

あぁ、その副作用として、その人にとっての友達のうち、ランダムで一人記憶から消えるというやつですね。

お父様

そうそう、

真由

そんなものをどうやって…

父上

仕事をろくにしてくれない奴には、言えないなぁ。

父上

とにかく、君の仕事ミスをカバーしてくれる薬さ。

真由

すみません…

父上

もう謝るな。こっちも疲れた。

父上

とにかく、今すぐ気を引き締めろ!!

父上

💙さんの記憶が、💗の中に戻らないように!!

真由

はい!!

父上

タッタッタッタ

お父様

タッタッタッタ

真由

…行ったか。

真由

クソ!この俺をコケにしやがって!

真由

あの二人め!!

真由

なんて親だ!

真由

この真由っていう人間の体も居心地最悪だし!!

真由

ふざけんな!

真由

ふざけんなあああ!!!

ゴゴゴゴゴゴ(地響き)

真由

いつか○してやる!!

真由

こんな俺でも、人を簡単に○すほどの力があることを忘れるなよ!!!!

まぁ、そんな怒るなよ

真由

真由

やっと来たか…

真由

いつまで待たせりゃ気が済む!!

真由

まったく…

真由

じゃあ、報告に移れ。

真由

ニヤッ

悪魔💗と天使💙の恋は許されない

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

1,457

コメント

4

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚