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ピンポーン
月島蛍のお母さん
〇〇
月島蛍のお母さん
月島蛍のお母さん
〇〇
〇〇
月島蛍のお母さん
月島蛍のお母さん
〇〇
コンコン
月島 蛍
月島 蛍
月島 蛍
………
月島 蛍
昨日 人を殺したんだ
君は そう言っていた
〇〇
夏が始まったばかりというのに、君はひどく
〇〇
震えていた
そんな話で始まる
あの 夏の日の 記憶だ
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
死んでくるよ
そんな君に 僕は 言った
月島 蛍
僕も 連れてって
財布を持って
ナイフを持って
携帯ゲームも カバンに詰めて
いらないものは全部
壊していこう。
皆との写真も
あの日記も
今となっちゃもう
月島 蛍
人殺しと
ダメ人間の
君と僕の
旅だ
そして僕らは逃げ出した
〇〇
月島 蛍
狭い狭いこの
この世界から
家族もクラスの奴らも何もかも
全部捨てて
「君とフタリで─」
月島 蛍
月島 蛍
月島 蛍
湧いてるじゃんかw
〇〇
月島 蛍
君は
何も
悪くないよ
〇〇
月島 蛍
無かったんだ。
〇〇
そんな嫌な共通点で
僕らは簡単に信じあってきた
君の手を握ったとき
〇〇
微かな震えも 既に無くなっていて─
誰にも縛られないで二人
線路の上を歩いた
金を盗んで
月島 蛍
〇〇
二人で逃げて
どこにも行ける気が
したんだ
今更怖いものは
僕らには なかったんだ。
額の汗も
月島 蛍
落ちたメガネも
月島 蛍
今となっちゃ
どうでもいいさ
あぶれ者の 小さな
逃避行の
旅だ
いつか夢見た
〇〇
主人公なら…
汚くなった私達も見捨てずに
〇〇
月島 蛍
月島 蛍
現実を見ろよ?
シアワセの 四文字なんて なかった
月島 蛍
「自分は何も悪くねぇと」誰もがきっと
月島 蛍
〇〇
月島 蛍
〇〇
〇〇
月島 蛍
〇〇
あてもなく彷徨う 蝉の群れに、
水も無くなり 揺れ出す視界に、
迫り狂う 鬼たちの怒号に、
バカみたいに はしゃぎあい、
ふと君は ナイフをとった
月島 蛍
〇〇
これたんだ
〇〇
モウイイヨ
〇〇
一人で
いいよ
〇〇
そして君は首を切った。
まるでなにかの映画の
ワンシーンだ。
白昼夢を見ている 気がした。
気づけば僕は捕まっていて
警察
警察
月島 蛍
君がどこにも 見つからなくって。
君だけがどこにも いなくって─
そして時は過ぎていった。
ただアツイ暑い日が 過ぎてった
月島蛍のお母さん
クラスの人
月島 蛍
家族も
クラスの奴らも
いるのに
なぜか君だけはどこにもいない
月島 蛍
あの夏の日を思い出す
僕は今も歌ってる
君をずっと探しているんだ。
月島 蛍
君に言いたいことがあるんだ。
九月の終わりに くしゃみして
〇〇
六月の匂いを繰り返す
〇〇
君の笑顔は
君の無邪気さは
頭の中を飽和している。
月島 蛍
誰も何も悪くないよ。
月島 蛍
もういいよ投げ出してしまおう。
そう言ってほしかったのだろう?
なぁ──?
あの夏が 飽和する