テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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我々学園に、転校しました。

第8話 - 第五話【安堵、そしてすれ違い。】

2023年03月26日

#我々だ

#学園パロ

#なんでも許せる人向け

#コラボ募集中

#キャラ追加リクエストあり

#からぴち

鈴宮【＠すず】

＠すず【主】

どうも、すずです。

＠すず【主】

第五話、どうぞ。

エーミール

...グルッペンさん。

グルッペン

嗚呼、任せてくれたまえ。

凛華母

...。

凛華母は、鉈を振りかぶりながらグルッペンさんに襲い掛かる。

グルッペン

...ほう、いい度胸じゃないか。

グルッペン

この私を止めようなど...百世紀早い。

エーミール

...！

グルッペンさんは軽い身のこなしで鉈の攻撃をかわす。

エーミール

...こっちにも来ますか。

グルッペン

エーミール君、頑張って避けるんだ。

グルッペン

私は君が鉈の攻撃を避けれないんじゃないかと、
少し焦りを見せているつもりだが。

エーミール

...私は避けるつもりはありません。

グルッペン

...なんと、策があるというのかね？

エーミール

...えぇ、これでも私はこの学校の生徒会員ですから。

エーミール

私が避けなくても─────

？？？

どっせぇええええい！！！

横から飛び蹴りをして鉈を吹き飛ばした一人の少女。

エーミール

...来ましたね。

凛華

...ふぅ。

グルッペン

...成程、良い案ではないか。

グルッペン

この母親の娘である寺崎くんを、
直々に出させるように仕向けたわけだね。

エーミール

はい、そういう事です。

グルッペン

中々やるじゃないか...ところで、
君が出てきて大丈夫なのかい？

凛華

...大丈夫です、伝える事はしっかり伝えて
もう私は一人でも大丈夫だって事を...。

グルッペン

...エーミール、私達は下がろう。

エーミール

...はい。

グルッペン

...後は任せたぞ、寺崎くん。

凛華

...了解です。

凛華

...お母さん。

凛華母

凛華...どうして...？

凛華母

どうして、一人で生活なんて...。

凛華

...もう、私は子供じゃない。

凛華

それに、私は一人で
生活するなんて一言も言ってないよ。

凛華

私には友達がいる、彼氏だっている。

凛華

大切な...仲間がいるの。

凛華母

...。

凛華

私の気持ちは確かに理解しにくい...
実際、自分でも理解できてないとこがあるし。

凛華

でも、これだけは信じてほしい。

凛華

私は、もうお母さんに頼らなくても大丈夫だって。

凛華母

...凛華...。

凛華

...大丈夫。

凛華

だから、もう帰って。

今まで、私は誰にも頼らず一人で生きてきたつもりだ。

だから、ここで嘘をついてお母さんに家に帰ってもらうしか術はない。

凛華母

...分かったわ。

凛華母

凛華の事、信じるから。

凛華母

...いつでも、帰っておいでね。

凛華

...うん、そのつもり。

お母さんは、鉈を拾い上げて家に帰っていった。

凛華

...。

凛華

...部室行こ。

私は安堵の息を漏らしながら、校舎内へと戻っていった。

凛華

...ん？

バスケ部の部室の前で、誰かが喧嘩している。

凛華

あれ...誰だろ...？

ショッピ

だから言ってるじゃないですか、
僕はこの部室に入ろうとしてただけですって。

？？？

じゃあなんでバレー部の部室見たんですかぁ！？

ショッピ

だから見てないっすよ...はぁ...。

凛華

先輩、どうかしたんですか？

ショッピ

あ、凛華さん...ちょっと助けてください。

ショッピ

この子がずっと追いかけまわしてくるんす...。

るな

だ、だって先輩がバレー部の部室を
覗いたのがいけないんじゃないですかぁ！

るな

理由もなしに追いかけたりなんて
私絶対にやりませんよ！

凛華

...。

...どっちが悪いんだろう。

いや、逆にどっちも悪くないのか？

先輩は普通にバスケ部の部室に入ろうとした。

この子は...何しようとしてたんだろ？

凛華

...え～っと、確か同じクラスの...？

るな

あ、私はるなだよ。

凛華

...ていうか、るなちゃんって何部入ったの？

るな

え、あ、私凛華ちゃんと同じバスケ部だよ！

凛華

あれ、そうなの！？

凛華

...え、それじゃあ先輩がバレー部の部室覗いてたの関係なくない...？

...うん、結構やばい事言った気がする。

先輩が覗き魔っていう事に勝手にしてしまった。

るな

で、でも先輩男だし...。

凛華

...るなちゃん、もしかしてバレー部に友達いる？

るな

...ふぇ？

ショッピ

...え、まさかその理由だけで俺を
陥れようとしたんじゃないっすよね。

凛華

先輩、言い方がよくないです。

ショッピ

口がよく滑るんで、仕方ないっすね。

るな

...いるよ、お友達。

るな

るなにとって大切な、二人のお友達がね。

るな

一人は一つ上の先輩だけど...。

凛華

...あ、噂をすれば。

るな

...あ、のあちゃんとえとさん！

のあ

わ、るな此処にいたの。

えと

ん、るなちゃん、待ってたの？

るな

うんっ、二人の事待ってたの！

ショッピ

...凛華さん、後は頼みますね。

凛華

...えっ。

そう言い残して、ショッピ先輩は体育館の方へと走って行った。

凛華

...。

のあ

...るな、そこにいる子誰？

るな

え、分かんないの？

のあ

え、逆に分かるの...あ、凛華ちゃんだ...。

凛華

びっくりした、知らない人扱いされるとこだった...。

えと

のあちゃん本当に忘れっぽいもんね～。

のあ

えとさんに言われる日が来るなんて...。

えと

ちょっと、私別に忘れっぽくないよ！？

凛華

...るなちゃん、私先部活行ってるね。

るな

あ、うん、また後でね。

凛華

ふぅ...。

ショッピ

相変わらず上手いっすね...。

凛華

...るなちゃんのパスのおかげで、
私も素早く動くことができるんです。

るな

っ、るな今褒められた！？

るな

今絶対褒められたよね！？

凛華

うん、褒めたつもりだけど...？

るな

わ～いやったぁ、褒められた～！

るなちゃんは満面の笑みでぴょんぴょん飛び跳ねて喜んでいる。

凛華

あはは...なんか、幼稚園児みたい...。

ショッピ

...猫みたいな癒し要素を感じるっすね。

凛華

...それ、よく分かります...。

？？？

あっ、るなボール取って～！

るな

ボール...これ～？

？？？

そう、投げて～！！

るな

は～い...えいっ！！

弾丸のようなスピードで、るなちゃんの投げたボールが飛んでいく。

？？？

あ、ちょ待ッ─────

のあ

...ほっ！

凛華

...！

普通の人には取れないようなボールを、のあちゃんが綺麗なトスで上にあげて手に取る。

のあ

危ないなぁ...るな、もう少し
加減しないと怪我させちゃうよ？

るな

えへへ、ごめん...。

のあ

ゆあんくんも、無暗にるなのボール
取ろうとしたら怪我しちゃうよ？

ゆあんくん

いや、もしかしたら取れるかな～...って...。

のあ

るなのボールの速度、
ゆあんくんが一番知ってるでしょ。

のあ

前うり先輩が取ろうとして、
手首怪我しちゃったんだから。

凛華

...え？

るな

のあちゃん、それ言わないでよ～...。

凛華

...怖っ。

ショッピ

...同感っす。

凛華

部活疲れた～...。

活動時間３時間の部活が終わり、部室で私はゆったり休憩していた。

凛華

...ん？

凛華

なんだろ、この紙...。

棚の上に、紙が置かれていた。

普通の紙とは違う質の... 何と例えればいいか分からないが、紙だ。

凛華

え～っと...。

私はこの学校が嫌いです。

だからこの学校で、とある事をしようと思います。

この学校で鬼ごっこを行って、

生徒の数を減らすのです。

そうすれば、私の考えている事は成功に導かれる。

私が全てを、ここで終わらせる。

ここで、全てを──────

凛華

...何これ...？

＠すず【主】

...はい。

凛華

...ルート分岐？

＠すず【主】

...はい、分岐です。

凛華

こんな分岐の仕方ある？

＠すず【主】

話のつなげ方下手ですいませんね...。

＠すず【主】

前に見た小説の中で鬼ごっこ系の話を
読んだのでそれの要素を取り入れてみようかと...。

凛華

...それ"捕まったら○○○○しないといけない"ってやつでしょ。

＠すず【主】

...はい。

凛華

...学園恋愛系からそっちに
急にシフトチェンジしちゃって大丈夫なの？

＠すず【主】

...その要素も継続しながら、
シフトチェンジさせます。

＠すず【主】

...酷評でも続けます。

凛華

批評は前提条件なんだ...。

＠すず【主】

コメントで誰が誰に捕まってほしいとか...
相関図とか...作って...ほしいです...。

凛華

...どしたの、大丈夫？

＠すず【主】

...本当に酷評だったらどうしよう...って...。

凛華

最悪その時は時間空けてまた書けばいいんだよ。

凛華

大丈夫大丈夫、待っててくれる人が絶対に一人はいるはずだから。

＠すず【主】

...ありがと。

＠すず【主】

それでは、また次回...。

凛華

またね～。

我々学園に、転校しました。

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