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黒音ちゃんとのコラボ作品【私視点】

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黒音ちゃんとのコラボ作品【私視点】

3 - あの子が知らない私達の作戦

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2022年08月24日

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今回の話はは黒音ちゃんが一切知らない事

私だけが覚えてる、私だけの思い出

あの日....私が逃げるように帰った次の日の土曜日

今もそうだか私は小さなネットサークルに入っててそこの子達とは仲が良く相談事をよくしていた

彼らはそれほど信頼をおける人だから

レイア

.......てな感じの事があって....自分でも情けないなって...

アビィ

....レイア、無理してない?

アビィ

声、枯れまくってるけど...

アビィ・リストン 5歳の時迷子センターで友達になったアメリカ在住の女の子 歳は1個年上で騒がしいけど人の気持ちを察してくれる良い奴

レイア

....昨日泣きまくったからね

レイア

でも、泣いたから自分の中でなんか吹っ切れたし...枯れた事はあんまり気にしてないよ

やっちゃん

そう気を落とすな...まだやれる事はあるやろ?

レイア

....たぶんね

87 通称(やっちゃん) 私をサークルに誘ってくれた人物で一応はサークルのリーダー 87でなんて呼ぶかわかんなかったからやっちゃんって呼んだら定着してしまった人。ちなカンボジア出身

他にもあと2人サークルメンバーいるんだけど....それはまぁ、それは後ほど

レイア

その子は....多分小学校の頃の私とは比べ物にならないくらいの差別とかいじめを受けてる気がする

レイア

小学校の頃からな気がするし....多分...というか絶対に私への信頼は無い

アビィ

ふ〜ん...信頼がないことの根拠聞いていい?

レイア

理由は大きくわけて2つ

レイア

ひとつは私に対しても遠慮が大きすぎること

やっちゃん

...と言うと?

レイア

例えば先生から1番と2番、どっちがいいですかって聞かれたとする

レイア

私が1番、あの子が2番を選んだとしたら私に合わせちゃうの

やっちゃん

....ん〜...抵抗は?

レイア

あんまり...てか、全然無い

アビィ

ん〜...でも友達なら遠慮するってのもそんな不自然かな?

アビィ

前に出るのが苦手なら仕方ないんじゃ...

レイア

もう1つは、未だに心の底から笑ったことが事

やっちゃん

ほう...

アビィ

根拠のほどは?

レイア

この前、作り笑い?...っ的なニュアンスを聞いてしまって...

やっちゃん

おい、乙女心ってわかるかお前!

レイア

うぅ....男の子のやっちゃんに言われたぁ...

やっちゃん

んで、その子はなんだって?

あ、なんでやっちゃんが『その子』呼びかってのはあんまり本人の知らないところで個人情報流すのはな...ってなったからです

レイア

....反応に困ってた...って言えばいいのかな...

レイア

でも、痛いとこ突かれたって感じだったの

アビィ

聞かれて困ることだった...ってことだね

レイア

うん....私さ..

レイア

自分でもどうしたらいいのかわかんないんだ

レイア

友達の苦しみはわかるのに私はその子に何もできてないでしょ?

レイア

だからな〜..ってさ.....笑

アビィ

そんなことない!

イヤホンを外してしまうくらい大きな声でいきなり言葉を止められる

アビィ

レイアは、その子に今何もできてないって悩んでるじゃん!

アビィ

真剣に!自分が泣いちゃうくらいに!

アビィ

真剣なんでしょ!?

アビィ

あんたの真剣さが"まだ"伝わってないだけでその子にはなんかあるよ!

アビィ

自分が苦しんでどうすんだよ!

アビィ

今苦しんでるのはその子でしょうが!この馬鹿レイア!

一見するときつく言ってるアビィの言葉

でもそれは私を感化させるためだってわかる..やっぱり相談して正解だった

やっちゃん

.....レイアはどうしたい?

レイア

どうしたいって....?

やっちゃん

その子と何をしたい?

レイア

...一緒に遊びたい

レイア

遊んでくだらない事で笑いたい

レイア

一緒に歌ってみたい

やっちゃん

...そこまで聞けたら十分だ

やっちゃん

じゃ、リーダー様より今からお前のすべき事を伝える!

レイア

え、?うん...

アビィ

リーダー様よりって...

やっちゃん

レイア、今からお前がすべきことは

敵情視察だ

レイア

....そろそろかな

今日剣道部の部活はおやすみ

やっちゃんとアビィと立てた計画を元に作戦を遂行する

レイア

えっと...確か二人は..

脳内に昨日の会話が降りてくる

やっちゃん

いいかレイア

やっちゃん

まず靴箱近くで待ち伏せをする

やっちゃん

そこの会話を聞け

レイア

会話を聞く?それで調査になるの?

アビィ

案外、部活動をする教室じゃない方が色々話せることもあるんだよ

レイア

そうなんだ...?

やっちゃん

あんまわかってないかもだけどそういうもんだよ...んでもって忠告..ってかアドバイス

レイア

ほう

やっちゃん

お前、学校で人を殴るなよ?

レイア

いや、私そんなバイオレンスじゃないし

アビィ

...まぁ、要は感情に身を任せすぎるなよってことよ

レイア

ん、やってみる

靴箱の影に身を潜め、音楽部の人達を待つ

レイア

....ホントにこんな事でいいのかな..?

レイア

あ、

音楽部の人が来た

見た感じ黒音ちゃんはいないみたい

そこで聞こえて来たのは

レイア

(うそ...でしょ...)

黒音ちゃんや別の友達の悪口

私が何より信じられなかったのはその発言をしている人達

みんな私と仲が良く社交的な感じの子達だったから

だから...だからこそなんだろな

レイア

(許せない....)

私の知らないところで大切な友達の悪口いいやがって

それで本人たちは平然としてるなんて...許せない

レイア

....ダメだ...殴りそう...

お前、学校で人を殴るなよ?

...まぁ、要は感情に身を任せすぎるなよってことよ

レイア

(...そうだ..私が問題を起こしたら余計に黒音ちゃんとのに迷惑かけちゃう...)

レイア

(なら、精一杯やることやろ)

ばん..

靴を出す時なるべく大きい音を立ててこちらの存在に気づかせる

幸い、上手く隠れていたためか一瞬で意識が向いた

レイア

あ、音楽部の子達や〜....部活終わったん?

音楽部の人

そうなんよ〜...レイアちゃん、今日剣道部って部活なかったことない?

さすがに待ち伏せました.......とは絶対言えないし

レイア

そうなんよ〜...課題提出してなくて居残りしてさ〜...もうクタクタよ笑 チラ

代表的な子と談笑しながら後ろの子達を見る

余談だが、私と黒音ちゃんの仲の良さはこいつらにとって有名だったらしい

だから、警戒してたんだろうな...

私がなにか起こさないか

しばらく、その子や後ろの子達と談笑を続ける

相手の警戒が溶けた頃、私の我慢も限界だったため聞いてみた

レイア

そう言えばさ〜...さっきの会話何?

さっきまで作っていた人当たり100点満点の笑顔を消し聞く

私ってこんなにも低い声出るんだ〜

音楽部の人

ッ!

レイア

あ、ごめんごめん

レイア

私耳ついてるけど、心配になってさ...んで何話してたの?

音楽部の人

別に関係ないでしょ

レイア

あるよ〜...だって私の友達の事だもん

レイア

私も混ぜてよ...その会話

渾身の睨みと精一杯の低い声を出して威嚇する

音楽部の人

も、もう行こ

そう言い残し帰って行った馬鹿集団

レイア

....こんなのでいいのかな

レイア

...なんなんだろ...あの子ら...

怒って...睨んで...友達のために怒ったけど...それでも相手も友達だったから...

レイア

...私、誰を信じればいいんだろ...

ちょっとだけわかんないや

レイア

はぁ〜......黒音ちゃんもこういう気持ちなのかな..

少しだけ気持ち悪い感情が残ったままぬるい風を浴びて私も帰った

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