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ぷぅぴす

太宰さんの体調不良だよ!

ぷぅぴす

何時もヘラヘラしてたり

ぷぅぴす

強い人が

ぷぅぴす

弱ったり、とろとろになったりするの

ぷぅぴす

最高すぎるよね。

その日は正に灼熱地獄だった。

私は暑さで意識が朦朧とし、

頭を抱えるようにしゃがみ込んた。

ふと、横を見ると白の水玉模様が付いた赤い茸をみつけた。

私は其の茸を手に取り口の中に放り込んだ。

其の十分後…

腹が途轍もなく痛い。

本当に只々痛いだけなのだ…

太宰

あんなにも…毒々しい色をしているのなら…

太宰

死ねると思ったのに…っ

本当なら今すぐ横になりたいが

肉も焼けるアスファルトの上で寝転んでしまったらどうなることか…

私は腹を抱えながらゆっくりと社に戻ることにした。

太宰

暑い…痛い…

暑い…

中也

くそっ…

中也

コート置いとけば…

あまりにも暑すぎて幻覚が見えてきた…

砂色のコートを来たもっさり頭の長身が腹抱えてやがる。

中也

今ならぶっ殺せるんだがなぁ

否、まて。なぜ俺が幻覚何ぞで態々太宰のぽんつくを見なきゃなんねぇ?

もう一度目を凝らしてみる。

なぁ。幻覚で現れた人間は声…だせんのか?

俺は恐る恐る声をかけた

中也

だっ太宰?

太宰

ちゅっ…や…

泪目になった目を見て確信した。此れは幻覚じゃないと

今にも倒れそうな太宰を抱えあげ取り敢えず探偵社に向かった。

中也

太宰。茸でも食ったのか?

太宰

うんっ…大正解だよ…中也っ

中也

どうせ白の水玉に赤い色した茸だろ

太宰

ははっ…なんで分るのさ…

そういやあ此奴がマフィア似いたときは紫の茸と白い茸を喰って死にかけたっけな…

中也

腹か?

太宰

うんっ…あと…気持ち悪い。

中也

吐きそうか?

太宰

気持ち悪いだけ…

太宰

中也…お母さんみたい。

中也

男だ。

呂律が段々回らなくなってきている。眠いのか?

中也

寝れそうなら寝とけ

太宰

痛っ、うん…お言葉に甘えて

中也

探偵社!

ポートマフィア?!

何しにきたんですか!

人虎が構える。

中也

ちげえって

中也

届け物だ。

中也

与謝野とか云う医者居たよな?

中也

呼んで来てくれねぇか?

乱歩

素敵帽子くんじゃあないか

奥の方から飴玉を舐めた自称名探偵がやって来た。

乱歩

敦くん呼んできて大丈夫だよ。

此奴が要るとやけに話が早い。

乱歩

うちの太宰を運んでくれて有り難う。

乱歩

取り敢えず其処のソファーに置いといて

中也

ああ。

乱歩

浮かない顔だねぇ。太宰が心配かい?

話は早いが腹が立つな…この…っ

中也

あんな奴放っといても死にやぁしない。

乱歩

そっか、そっかぁ。君も同じかぁ!

乱歩

太宰の顔が好きなんでしょ?

否、その確かに整ってる方だが…好きっ…とまでは…

乱歩

違う違う。

乱歩

あんな顔やこんな顔、

名探偵はニヤリと笑い目を開いた。

中也

ほう?『俺の太宰』を寝取るなんざぁいい度胸じゃあねぇか

乱歩

『俺の』?

乱歩

そっかあ。敦くん。お茶だして

は?

乱歩

太宰の目が覚めるまで居ていいよ。

乱歩

非番?でしょ。

中也

まぁ…そうだが…

乱歩

医務室は突き当りを右

乱歩

ごゆっくり〜

太宰

んっ…っ

中也

太宰?

目が覚めると中也が横にいた。

太宰

ははっ中也だ。

太宰

此処探偵社だよ?

敵に塩を送るような真似中也がするわけ無い…よね。

中也

茸を喰った手前が悪い。

太宰

もしかして運んでくれたの?

そう聞くと中也は黙り込み顔を赤くして俯向いた

中也

まっ…まだ痛いか?

太宰

茸舐めたら駄目だよ。死ぬとき死ぬもの

太宰

はぁ。折角死ねると思ったのに

太宰

痛っ…

内側から殴られるような痛みが絶え間なく私を襲う。

すると中也が私の腹を擦った。

太宰

…どうしたの?

中也

少しはマシになんだろ?

中也

今日は此処に泊まりか?

一寸寂しそうに聞く中也。そんな顔をされたら厭でも帰りたい。

太宰

帰る。中也と一緒がいい。

中也

おっおう。

今度はベットに赤らめた顔を埋めた。

中也

手前が寝たら車取ってくる。

太宰

うん。

布団越しだが中也の手の温もりが腹痛を和らげ、その暖かさで私は深い深い眠りについた。

ぷぅぴす

オッケー!問題ないよ!

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