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中也
太宰
太宰
「あぁ。そうさ。手前には死んでほしくねぇ」
中也
中也
太宰
短いため息をつき身軽に橋の柵から飛び降りた。
中也
中也
太宰
太宰
中也
中也
話すことがないからふと思いついたことを口にした。
太宰
太宰
太宰
確かに何回も聞いた台詞だな。
中也
中也
太宰
冷たく低い声で太宰は俯向いてそう云った。
中也
太宰
太宰
中也
次は儚そうにそう云った。
でも先程の太宰の言葉に死にたいは含まれなかった。『消えたい』だった。
中也
太宰
太宰
中也
中也
中也
その晩はとあるビルでの戦いだった。
相手側はあっさり全滅。其の組織の長だけ生け捕りにした。
太宰は其のビルの屋上でギリギリ迄立っていた。
太宰
中也
中也
太宰
太宰
背景に流星群を構え手をのばす太宰は慥かに美しかった。
太宰
太宰に誘われビルの端まで寄った。
空を見上げると星が次々に流れては消えて、生まれては消えて、正に夢幻泡影
そして太宰の横顔も同じように儚かった。
すると突風が吹いた。
俺はバランスを崩して真っ逆さま。
手を伸ばすと太宰が掴み俺を引き上げて自分が堕ちていった。
中也
森さん
森さん
森さん
森さん
森さん
中也
俺はあの日の自分が大嫌いだ。
太宰を殺してしまったかも知れない罪悪感。
太宰の人生を潰したかもしれない負い目。
あの時太宰の話を聞かずにさっさと連れ戻していれば良かったのに。
でも後悔したとして過去には戻れない。やり直せない。俺ができることは償うだけ
こんな俺に何が償える。何を償える。解らない。何も解らない。
助けて。太宰。
太宰
太宰
中也
太宰
太宰
太宰
細々とした声で、弱々しい力で俺の手を握り話した。
太宰
太宰
太宰
太宰
太宰
太宰
太宰
中也
中也
中也
太宰
中也
太宰
中也
中也
太宰
中也
太宰
太宰
此後太宰は驚異的な回復力で3ヶ月ほどで前線に戻ったとさ