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旅人
コメント
4件
え、なの天才??内容めっちゃ静かな感じだけどBLってまじすか?✨ あと、ネーミングセンスがち良すぎ🫵💕
ワンク
⚠BL オリキャラ
春の終わり。
高校3年生になった。
神崎 湊(かみざき みなと)
は、今日も図書室の窓際で参考書を開いていた。
成績優秀。
先生からの信頼も厚い。誰にでも優しくて、困っている人を放っておけない。
そんな湊には幼なじみにしか言えない秘密があった。
好きな人が居る。
しかも相手は2つ下の後輩の男の子だった。
怜
柔らかい声と一緒に、向かい側の席に座ったのは1年生の
白石 怜(しらいし れい)
学校で1番モテると言われている男子だった。
整った顔立ちに、少し気だるそうな目。実家はかなりのお金持ちで、制服の着こなしさえ様になってしまう。
けれど怜本人は、そういう家柄も、自分を取り囲む人たちも、あまり好きではなかった。
怜
湊
湊
怜
怜は微笑みながら、湊のノートを覗き込む。
距離が近い。
ふわりと香る柔軟剤の匂いに、湊の心が痛くなる。
「こんなの、絶対にバレちゃいけない。」
「男同士だし、相手は人気者だし、なにより怜くんは俺をただの先輩としか思っていない。」
湊
湊
怜
さらっと言ったその言葉に、湊は少しだけ顔を上げた。
「怜くんは実家の話を嫌う。」
「家に帰れば、期待され、縛られて、自由なんてない。」
「だから放課後になると、よく図書室に来るようになった。」
湊
怜
その言葉に、湊の心臓が小さく跳ねた。
「だけどきっと、怜くんにとっては深い意味なんてない。」
湊はそう言い聞かせながら、そっと目を伏せた。