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王弟の誕生日は、城で宴が行われる
今日は俺、𝑵𝒂𝒊𝒌𝒐・𝑷𝒓𝒐𝒎𝒊𝒔𝒆 の誕生日
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L.
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成人が21歳と決まっているのは
この国だけではない
この州一帯がそう制定している
Y.
L.
先程の青髪の男性は𝑰𝒇・𝑷𝒂𝒓𝒂𝒅𝒐𝒙
後宮管理をしている貴人だ
俺を兄上と呼んだのは𝑺𝒚𝒐・𝑷𝒓𝒐𝒎𝒊𝒔𝒆
“王家プロミス”の三男で、俺の弟だ
黒髪が似合う男性は𝒀𝒖𝒔𝒖𝒌𝒆・𝑷𝒓𝒐𝒎𝒊𝒔𝒆
俺としょうの兄で、現在の国王だ
赤髪の子供は𝑳𝒊𝒖𝒓𝒂・𝑷𝒓𝒐𝒎𝒊𝒔𝒆
兄上の息子で、次期国王候補だ
俺より4歳年下だが、身分は違う
王弟の俺が下で、王子のりうら様が上
つまり俺はりうら様に逆らえないし、
りうら様も俺を従わせざるを得ない
王家というのは複雑な家系なのだ
N.
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誕生日のお祝いだなんて、家族内で済ませてくれればいいというのに
何でもかんでも宴を開催しようとする
後宮側は、とにかく派手な暮らしがお好きなようで
俺はそれにうんざりしている
⋯⋯ 俺が王弟にふさわしくない人物だということはわかっている
それでも俺は、命絶えるその時まで王弟という立場に縛られる運命なんだ
S.
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王弟の俺の宴よりも
国王の宴の方が豪華で当たり前
そのため人が足りないのだろう
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S.
S.
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弟と真面に話すことさえ許されない
こんなのおかしい、そう思っても
たかが1人の国王の弟には
物言いする権利すらない
N.
バン、と力任せに窓を開く
西の彼方にある地平線には
黄金色の夕日が沈んでいて
冷たい夕風が頬を撫でて吹き抜けた
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Y.
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俺は女子供に興味はない
興味があるのは、俺が好きだと思えるのは、花と家族だけだ
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言わない、ではなく
兄上は“言えない”と仰った
つまりその裏には何らかの事情が隠れているということだ
例え兄上に言いたい意思があっても
誰かに口止めされている、とか
そんな理由から言えないのだと
そう言われているのと等しい
N.
こんな言い方をして種だけ撒かれては
真実を話してくれなければ、種に水をやってくれなければ
気になってしまうじゃないか!
これは、知りたい欲を抑えられない、好奇心旺盛な王弟が
普通ではない、特殊な環境の中で
隠された“家族”についての真相を探る
そんな物語─────。
『 不幸の連鎖にピリオドを 』 連載𝑺𝑻𝑨𝑹𝑻
新連載はじめます🍓ྀི🫶
英検受けようかな〜って思ってるので、投稿頻度のろのろになりますが
ぜひ読んでください🙇🏻♀️💞
𝑵𝒆𝒙𝒕 ❥ ⋯ 『Know More』
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