恋をしている鬼は咲う

恋をしている鬼は咲う #2

あれからどのくらい時間が経ったのだろう。 泣いた後、寝てしまっていたのか…？ 僕、これからどうなるんだろうか、… それにしても、お布団 *あたたかい*なぁ、。

ｶﾞﾗｯ(扉が開く音

僕は、角が生えた鬼に無意識に体を強張らせていた

鬼は、ここを神社の中だと言った。 そして安心して過ごせ、 いや 「ゆっくり過ごせ」 と言った。

僕が「pn」と小さく呟くと pnはにこっと笑って こう言った。

突然押しかけてきた人に なぜこんなにも優しくするのか、？ しかも相手は鬼だぞ…、？ 先程は、「取って食ったりなんかしない」 と言ったが、本当はどうなんだ？

そう、考えていると扉が開いた。

食べていいのか、？ 毒とか入っていたら僕は…、

そういうと、pnは

一口、目の前でお粥を食べた

気が付いたら 僕は勢いに任せて食べていた。 最近はあまりご飯を食べていなかったからか

*あたたかい*

久しぶりの あたたかさと美味しさで 僕は泣いていた。

こういうと、pnは驚いたような顔をして、 近くに来て、ｷﾞｭｯと抱きしめてくれた。

あたたかい