めっちゃ桃青です
ガヤガヤ ガヤガヤ
初兎
If
りうら
りうら
If
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If
初兎
りうら
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初兎
りうら
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初兎
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りうら
If
「園児達の入場です!」 「暖かい拍手でお出迎えください!」
初兎
初兎
If
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If
あれから一年
今日は侑真の卒園式だ
だいぶ前に初めて6人揃ってうちでご飯を食べた日から、こいつら3人はもうほぼほぼ毎日うちに来るようになった
それでもしっかりスーパーで食材を買ってきて「これで~~作って~!」なんて楽しそうにやってくるから「しょーがねーな」なんて言って招いてしまう
今日も侑真の卒園式だと伝えるとほとけとりうらはわざわざどこからかスーツを引っ張り出してきて、ピシッときめている
今はもも組が入場していて、侑真のすみれ組はその次だ
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りうら
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初兎
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りうら
If
「すみれ組の入場です!」
アナウンスとともに担任のないこ先生を先頭に、園児達が入場してくる
ないこ先生の顔はもう既に泣いてしまいそうで、時々鼻をすすっている
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りうら
初兎
子供組が色々やじを飛ばしているが、可愛らしいなぁなんて思ったのは心のなかに留めておこう
そして、なんやかんやで侑真が講堂に入ってきた
前をしっかり向いて腕と足をしっかり上げて歩く姿に少しだけ涙腺が緩む
子供組が「ゆーまぁー!」とか、「ゆーまこっち!」とか、ヒソヒソ言ってるのが届いたのか侑真がこっちを見た
声を掛けてたのはあいつらなのに侑真はしっかりと俺の方を見たから、小さく手を振るとにこっ!と満面の笑みで返してくれた
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りうら
初兎
ちょっとこいつらはしゃぎすぎだろ、、 初兎に至っては親戚のおっちゃんみたいになっとるし……
そんなことを考えていないと今にも泣いてしまいそうで、震えてしまいそうな手をしっかり固定して侑真をカメラに収める
If
If
なんやかんやで式も終わり、皆がワチャワチャとグラウンドに集まっている
頑張って我慢していた涙も歌のときにはもう崩壊してしまい、止まってくれる気配はない
そしてなぜか初兎も泣いていて、もちろんないこ先生も泣いている
一度教室に戻って、グラウンドへ出てきた侑真が一目散に走ってこっちへ向かってきたから、「ゆーまぁ!」なんて柄にもなく叫んで両手を広げる
侑真も小さな両手をいっぱいに広げて俺の腕のなかに飛び込んできた 侑真をかかえあげてぎゅぅぅっ~~!っと抱き締めると同じようにぎゅっとしてくれて、止まり掛けていた涙はまた流れ出してしまった
初兎
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りうら
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If
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If
If
りうら
何をたくらんでいるのか、子供組はないこ先生のとこへ、行ってしまった。俺を置いて。 まぁいいか悠佑先生のとこにでも行こう
やっと式が終わって、でも涙は止まらなくて、少し頭を冷やすためにひとりで木陰に座ってたら、明らかに園児のではない大きな足音がドタドタと聞こえてきた
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りうら
初兎
ないこ
ないこ
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ないこ
ないこ
りうら
初兎
りうら
やっと止まってきた涙がこいつらの顔を見てまた溢れだしてきた
あぁ、そうか。園児とのお別ればかりが頭にあったけど、侑真が卒園したらこいつらとも会えなくなってしまうのか……
ないこ
ないこ
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ないこ
りうら
ないこ
初兎
ないこ
りうら
ないこ
初兎
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ないこ
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ないこ
そうか、おれもう会えないものだとばっかり思っていた もう、こいつらは俺のこと仲間だと思ってくれているんだ
りうら
りうら
ないこ
初兎
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
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りうら
ないこ
初兎
突然のしょうちゃんの言葉に動揺しまくってしまった……
てか、何でいふさんのことが好きだってばれてるんだ、、あにきにも即効ばれたし、そんなに分かりやすいか?
てことはいふさんにもばれてんのか?それは、やばい。え?やばいじゃん
こんな感じで心のなかでも動揺しまくっているのだが、3人は止まらない
りうら
初兎
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ないこ
If
悠祐
悠祐
侑真
If
悠祐
If
If
悠祐
悠祐
侑真
悠祐
侑真
悠佑先生と話していると、あの俺をおいていった3人の声が聞こえてきた
初兎
If
りうら
りうら
If
悠祐
悠祐
ないこ
If
If
悠祐
これまで侑真がお世話になった校舎の片付け。力を入れてがんばろう
そのあとは皆をうちに呼んで晩御飯でも食べようか
悠祐
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初兎
あれから片付けが終わって、うちに来るかと聞けば子供組は、大はしゃぎで買い物に行った
自分も着いていくと言ったのだが、疲れているだろうとないこ先生と俺だけ先に帰れと言われてしまった
いや、今日はお前らも同じ行動をしていただろ……まだ二十代後半だぞ!なんて思ったが、疲れていることに違いはないのでありがたく帰ることにした
なのだが、、凄く気まずいのだ
いつもはそんなことないのだが、今考えれば二人きりになったことはあの看病して貰ったときぶりな気がする
柄にもなく緊張してしまってないこ先生の方を見ることが出来ない
If
しばらくそうしているともうすぐ家だというところでないこ先生が立ち止まった
If
ないこ
ないこ
ないこ
If
ないこ
If
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
If
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
If
ないこ
ないこ
If
突然のないこ先生からの告白。 「好き」ないこ先生その言葉を聞いた瞬間、心のピースが一つパチリとはまったような感覚がした
どれだけ勇気を振り絞って気持ちを伝えてくれたのだろうか。最後の言葉はほとんど掠れていて、ないこ先生は、いまだに顔を上げず右手をこちらに差し出している
もう、何も考えることなくないこ先生の手を取った
If
If
ないこ
ないこ
If
ないこ
俺が手を取るとないこ先生は勢いよく顔をあげて目を大きくしていた
そのあとは気が抜けたようで地面にへ垂れ込んだ。俺はなんだかその姿が可愛らしくて、、それが俺に向けられているのが幸せで、もうよくわからないが涙が出てきた
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
If
If
If
ないこ
3月だというのにまだ肌寒い夜に、暖かみを感じた
ないこ
ないこ
ないこ
If
今日はハンバーグでも作ろうかな
コメント
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青さんの作品大好きです!