るい
すず!
すず
…!
付き合ってから
学校で話すことはないけれど
SNSでやり取りをしているから
少しも寂しくなかった
るい
じゃあいこっか
すず
うん
今日は彼と映画を見ることになっている
るい
…よし
るい
これでいい?
すず
うん
るい
じゃあこれお願いします
店員
かしこまりました
店員
お席は…
すず
あっ…
るい
彼女は車椅子席のまま…
店員
こちらの席でよろしいでしょうか
るい
はい。大丈夫です
店員
もうひと方は…
るい
俺はその横で…はい、お願いします。
いつもは気をつかってばっかりだけど
彼といる時は何故か
そんなに気を使わないでいれる
るい
おもしろかったな
すず
うん
彼は車椅子をおしてくれていた
すず
あ、もうここで大丈夫だよ
るい
わかった
るい
じゃあまたな
私は彼が渡ろうとしている横断歩道が
青になるまで見ていた
るい
じゃ!
そういって彼は手を振ってくれた
私もそれに応えるように手を振って
そして彼から背を向けた
車
キキーッ!
すると嫌な音が聞こえた
すず
えっ…
ついさっきまで笑っていた彼が
ついさっきまで話してた彼が
道路の真ん中で
血を流して横になっている
✄------キリトリ------✄
車椅子の私と記憶喪失の君5の
ハート数がなんと…
なななんと…!(((
300を超えたじゃありませんか…
いつも見てくださっている方
ありがとうございます
さて、この話も中盤、終盤あたりになってきました
いつも言っておりますが
こんな語彙力も何も無いお話ですが
最後まで見て頂けたら幸いです