声をかけてきたのはちょこめんだった

睨みながらそう吐き捨てあいつらの事なんか気にせず車に向かった

車に着くと先生は既に話を終えたらしく運転席に座っていた。そして何故かドアが空いており椅子にポケが座っていてそのすぐ横にそうまがしゃがんでいた

ｷﾞｭｯ

少し会話を交わして先生は車で去っていった。どうやら買い物をしに行くらしい

俺らも家に入り風呂に入ったりして休んでいる。俺とポケは俺の部屋に他のやつらは自室にいたりリビングにいたりとそれぞれ自由に過ごしている

俺がベッドに胡座をかいて座りポケが俺の膝の上に向き合うような形で座っている。ポケは俺の首に手を回し俺はポケの腰に手を回している

近くにいないと聞き取ることが困難なほど小さく、震えた声でポケはそう放った 想像通りの質問だ。やはり当時他の誰よりも仲が良かったから気になるんだろうな

あいつらのことを話すと涙を流し始めるポケにあいつらと話したかったのかと思い紫色の瞳から溢れてくる涙を拭きながら聞いたが無言で首を横に振る

どうやら違うらしい

涙を止めようとゴシゴシと目を擦る腕を退けて代わりに涙を拭う

数分経ち沢山泣いて少し落ち着いたのか涙はまだほんの少し流れているが嗚咽がなくなった

そう言いポケの頭を撫でると気持ちよさそうに擦りよってくる

ほんの少し経つとすぐに寝息が聞こえてきた ずっと気を張っていたり沢山泣いたりで疲れたんだろう

ポケが幸せなら俺はそれでいいよ。それはきっとあいつら(騎士A)だって同じだ

これからは俺が守るよ。絶対に離さないから