中也
太宰
あの日
あいつは死んだ
また俺を置いていった
何にも言わずに
中也
おーい太宰ー
太宰
ん?
太宰
なんだい中也
中也
手前が帰るって言ってきたんじゃねえか!
中也
いいから早く帰るぞ
太宰
はいはーい
中也
はー
中也
今日の数学全く分かんなかったわ〜
太宰
流石中也!
中也
太宰!それどういう事だ!
太宰
五月蝿いな〜
太宰
まっ!
太宰
僕は天才だからあんなん分かるけど〜
中也
ムカつく💢
太宰
じゃぁ僕はここだから
太宰
バイバーイ
太宰
お弁当作っておいてね〜
中也
はいはい
太宰
蟹入れてね〜
中也
馬鹿か手前!
中也
、、、じゃあな!
太宰
うん!
あー そうだ
10日前は太宰と帰ってたんだ
あの時蟹入れるって言えば良かったかな〜
入れてあげればあいつ、、、
中也
おはよう母さん
中也母
なんなんだい
中也母
目障りなんだよ‼︎
中也
ビク
中也母
ほら早くご飯作んな!
中也
はい、、、
中也母
なんだいその目つき
中也母
馬鹿にしてんの?
中也
い、、嫌、、違、、、
ドドドドドドドド
バタンッ
中也
はぁはぁ
中也母
おい!
中也母
開けな!
中也
うぅ、、太宰
あの時は思考が回らなかった
なのに頭の中にふと浮かんだのが
"太宰だった"