あ、俺ﾀﾋんだと思ったら友人全員死人だった件について

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茈視点

今日は快晴

暖かい風に心地よい風

俺は珍しく散歩していた

俺の家には居候が五人もいる

全員変なやつら

異様に御札を嫌っていたり、

天使、と聞くと吐いたり

夜にふらっと出歩いて日を跨いで帰ってきたり

ニンニクを頑なに食べなかったり

俺に異常に過保護だったり…

ただまぁ、あいつらといるのは楽しい

そろそろ帰ろうとしたところで

俺は轢かれた

幼稚園、小学、中学、高校、あいつらと出会った大学…

俺の生涯の記憶がコマ送りにフラッシュバックする

ああ、これが走馬灯か

そして俺は狼男になった

急にいなくなって驚いてるだろう。どんな面してるか見てやろう

俺のことは見えないんだろうけど

するりドアを通り抜けて我が家に入る

全員死んでいるはずの俺を凝視していた

何故だ？見えているのか？

こいつらは何を言っているんだ？

今まで普通に話してたし、透けて通り抜けることもなかった

あー、、、だからこいつら外に遊びに行くの嫌がってたんか

俺が一人で話してる不審者に見えないように

いや見た目普通の人間やん

ボフンッ

すると目の前には帽子に御札を貼ってチャイナ服を着た男子中学生

悪魔の羽と角を生やした男子中学生

黒い羽織で様子が伺えない男子高校生

牙の生えた黒いマントを纏っている男子高校生

巫女服を着た男子高校生

なんでこいつら若返ってんだ？特にチャイナと悪魔

そう言うとこちらに身を寄せて上目遣いをする…赫

小さな羽をパタパタさせて跳ねているのは瑞

どちらも中学生になっていた

回収？

命を狙って、？

×そうとしてたってこと？

〜こそこそ〜