僕は至って普通の男子高校生。
………ではない。
僕はかなり普通ではない高校一年生の''腐男子''だ。
歩夢
湊
みんなから見た僕はそこそこ顔面偏差値が高いらしい。
でも腐男子だから。
歩夢
湊
歩夢
やばい、つい口に出してしまった。こういう所だ。
湊
歩夢
ここに来てまで今更な事を言うけど、僕は歩夢の事が好き。
勿論恋愛目線で。
世間からは気持ち悪いって言われるけれど
もう慣れっこだ。慣れたくなんてないけどね。
夏希
湊
夏希
湊
同級生の女の子からお昼を誘われた。
僕は女の子が苦手なんだ。かなり。
夏希
夏希
湊
夏希
夏希
湊
夏希
夏希
湊
湊
夏希
湊
夏希
こうしてお昼は終わった。
僕が腐男子なためになんでこうも人を傷つけてしまうのか。
どうして''こんなの''に育ってしまったのだろうか。
悩みに悩んでもノートは真っ白、頭も真っ白、何も手につかないだけ。
歩夢
湊
夏希
振ってしまった相手と別れを告げるのは何かが痛い。
''また明日''、明日、彼女にどんな顔を見せればいいんだろう。
なんて事を考えながら歩夢と一緒に帰るけれど、
歩夢
湊
明日、なんて言おうかな。
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