/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
ハッピーエンドを待つ #7
※第1話~6話を未読の方は、ぜひそちらからご覧下さい。
登場人物
上坂 舞(かみさか まい) 伊東 悠真(いとう ゆうま)
橋本 美乃里(はしもと みのり) 上坂のクラスメイト
井上 疾風(いのうえ はやて) 伊東と同じ高校で上坂の元カレ
上坂舞
そうだなぁ…
上坂舞
伊東との出会いは中1
上坂舞
名簿の席が隣だったの
橋本美乃里
ん？
橋本美乃里
「か」と「い」で？
上坂舞
あ、うん
上坂舞
お互いに、男女の3番目
橋本美乃里
なるほど
上坂舞
それで、結構仲良かったと思う
上坂舞
友だちにはね〜
上坂舞
伊東のことが好きなんだって思われてたよ(笑)
上坂舞
それくらい、みんなには伊東の話をしてた
橋本美乃里
んーじゃあ
橋本美乃里
いつから好きだったの？
上坂舞
最初に「好きだ」って気づいたのは中1の冬！
上坂舞
そのときすっごい喧嘩してて、夏から…3ヶ月くらい？
上坂舞
ずーっと口聞いてなかったの(笑)
上坂舞
だんだん怒りとかも消えちゃって、もう意地で(笑)
上坂舞
寂しくなって、泣きたくなって、「あ、好きかも」って思ったんだったかな
橋本美乃里
…恥ずかし…
上坂舞
HAHAHA
上坂舞
で、それから結局そのまま2年になる
橋本美乃里
ほう？
上坂舞
中2の5月か6月か、私がスマホデビューをします
橋本美乃里
おー(パチパチ)
上坂舞
そのとき、伊東と私を繋げてくれた救世主(メシア)！
橋本美乃里
(ビクッ)
上坂舞
それが、私がよく話す、みみちゃんです
橋本美乃里
あー
上坂舞
私の連絡先を伊東に教えてくれたの
上坂舞
それで、伊東が私に連絡をくれた
上坂舞
昔のことはお互いに謝って、またよく話す関係に戻れたの
橋本美乃里
みみちゃんに感謝だね
上坂舞
うん
上坂舞
ほんと、みみには感謝してる
上坂舞
ねえ、なにそれ
橋本美乃里
わかんない
橋本美乃里
何事もチャレンジ
もう人のいない購買。
立ち止まると同時に手を伸ばした橋本の手には、赤色のパンがあった。
購買のおばさん
そうよ〜
購買のおばさん
食べてみたら、わかることよ
橋本美乃里
じゃあこれと、あとメロンパン
購買のおばさん
はい、200円ちょうどね
購買のおばさん
ありがとう
橋本は会釈をして、上坂と共に購買を去る。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
