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イザナ
なんで、来たの…?
勘違いしてしまうから辞めてよ…
来ないでよ…
場地
梨
着いて早々、場地くんは私に怒鳴りつけた。
梨
また、謝ってばっかり。
いつもの私なら、理不尽だなぁと思いつつもちゃんと理不尽だよって返事をするはずなのに、弱りきった私は謝ることしか出来なかった。
それに佐野くんと龍宮寺くんは来ていない。
エマちゃんが金属バットで殴られて重傷を負ってたら喧嘩どころじゃない。
頭を強く打たれたもん…
…どうしよう……私のせいで死んじゃったら…
そんなことを思ってしまう。
ポジティブな人間だったら私はどれだけ楽なんだろう。
詩音
梨
そうこう思っていると斑目獅音と名乗った男が赤い集団の中から前へと出てくる。
東卍からも林くんが出てきた。
周りの雰囲気が一気に盛り上がる。
今から、何をするっていうのだろう…
そう思ったのもつかの間。
林くんは斑目さんを思いっきり殴った。
ぺーやん
梨
状況が全く理解出来ずにポカンとなっていると、後ろから稀咲さんに声をかけられる。
稀咲
梨
私は初めて、稀咲さんに口答えをした。
震える声で口が勝手に動いていた。
梨
稀咲
慌てて否定しようとしたけど、遅くて無駄だった。
タケミッチ
武道くんのこれまでにないぐらいの大きな声がまた、夜の街に響く。
稀咲
タケミッチ
稀咲
…ねぇ、神様。 教えてください。
私は、何をするのが1番いいのかを。