クロト
うーん眠い…
アベル
まだ朝飯食ってねぇだろ〜
依頼が届いた。
アベル
ん?通知か
アベル
白霧〜
白霧 ミオ
なに〜今風呂入ってんだけど
アベル
依頼届いたから見ていい〜?
アベル
見るね〜!
白霧 ミオ
なんも言ってないんだけど…まぁ良いよ
アベル
どれどれ〜
夜中に洋館から子守唄が聞こえる
アベル
うーん…怖いなぁ幽霊かぁ
クロト
アベルも幽霊でしょ
アベル
たしかに笑
白霧 ミオ
ただいま
アベル
後で依頼のとこに行こうぜ
白霧 ミオ
うん
白霧 ミオ
二度寝して良い?
アベル
ダメ!
白霧 ミオ
やっと着いた…
アベル
うーん…もうちょっと進んでいくか
クロト
お腹空いた…キャンディーある?
白霧 ミオ
ん…あ、あった
クロト
ありがとう〜
少し進んでいくと遠くから 子守唄が聞こえる…
白霧 ミオ
子守唄が聞こえる…
アベル
真相を突き止めよう!
少女の霊
ママ…まだかなぁ
クロト
ママ、もうちょっとで来るよ!
そっと近づいた
白霧 ミオ
クロト、待って
アベル
…ホントの事なんて子供に言えないでしょ?
アベルが小声で呟いた
白霧 ミオ
…そうだね。
クロト
そうだ、キャンディーあげるよ!
少女の霊
ありがとう!
白霧 ミオ
君はずっとここで待ってるの?
少女の霊
うん!ママがね「お歌を歌っててね」って言ったの!
アベル
…コレがキミの子守唄か
少女は小さく歌い出す。
クロト
…白霧。この歌なんか…寂しいね
白霧 ミオ
…もう二度と親に会えないのだろう。
白霧だってそうだ。
クロト
…白霧。
少女の霊
ママの声…忘れちゃった
クロト
ダメだよ!忘れちゃ!
白霧が小さく歌い、 アベル達も重ねた。
少女の霊
…あ…コレ。
その瞬間白霧がカメラを向けた
少女の霊
ママの声…思い出した。
白霧 ミオ
…ごめんね。
アベル
…
クロト
…
少女の霊
最期に…コレ。
少女の霊
アゲル。
そうして歌詞の書かれたカードを貰った
白霧 ミオ
ありがとう。大事にするよ
クロト
ねぇ、まだあの歌…まだ聞こえるよ
白霧 ミオ
…きっと、ありがとうと伝えているんだよ。
アベル
…結果、あの子の親は事故で亡くなってしまったんだろう?
白霧 ミオ
…きっとあの子のお歌は明日には聞こえないさ。







