テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ある屋上に向かって、光彩は走っていた。 屋上へ上がる階段には光彩の息遣いと光彩の足音が響いていた。
屋上の扉を開ける音が妙に大きく聞こえる
光彩(きらり)
見るとフェンスと外側に人が立っていた。 綺麗な黒髪を靡かせ、生気の抜けた目で光彩を見る。
澪(れい)
澪(れい)
光彩(きらり)
澪(れい)
光彩(きらり)
澪(れい)
光彩(きらり)
澪(れい)
光彩(きらり)
何も言えなくなって俯く光彩を見て、澪は光彩から視線を外し、足を動かそうとする。
光彩(きらり)
足をもどし、光彩を睨む
澪(れい)
光彩(きらり)
澪(れい)
光彩(きらり)
澪(れい)
光彩(きらり)
光彩(きらり)
光彩の言葉は途切れ途切れで、忙しなかった。 だが、必死さが伝わったのか、呆れたように澪が言う。
澪(れい)
澪がフェンスの内側に戻る
澪(れい)
光彩(きらり)
澪(れい)
光彩(きらり)
光彩(きらり)
澪(れい)
正門に来た澪を見つけ、光彩が近寄る
光彩(きらり)
澪(れい)
光彩(きらり)
澪(れい)
そして、2人は遊園地に向かって歩き出す。
1週間、2人は色んな所へ行って遊び回りました。
そして一週間後、光彩は澪に屋上に呼び出されました。
光彩(きらり)
澪(れい)
光彩(きらり)
澪(れい)
光彩(きらり)
澪はフェンスに近づき、寄りかかる。
澪(れい)
すると、フェンスが外れ、澪と共に落ちる。
光彩(きらり)
光彩は屋上の下を見ることしか出来ない
あの後、澪ちゃんは、病院に送られていき、死亡が確認されました。 私は、未だに何故あの時澪ちゃんが屋上から飛び降りたのかは分かっていませんが、多分、私の努力不足だったのでしょう。 私は、澪ちゃんの死後も、誰かを助けるためにこの職業に着きました。 私は、あのことを一生忘れないでしょう。
作家 河野 光彩