テラーノベル
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写真撮ったらだめ .ᐟ
桃 × 水
死ネタ 有
start
俺の彼氏はとても陰キャだ
こうやって、デ - トの誘いを毎回断ってくる
らんくんと二人で外に出なくなって1年は経つ
1回ぐらい外出てもいいじゃんっ
なんで …
寒い 、
そうじゃないじゃん 、
俺の彼氏は人に触るのが嫌い
1年前からハグもキスも手を繋ぐことすらしなくなった
今日はらんくんが朝から家にいなかった
仕事だと思う
せめて置き手紙書いて言って欲しかったな
なんて思いながら、普段は入れないらんくんの部屋に入る
俺の部屋とは違ってものが少なかった
お菓子のゴミや 、いつのか分からないプリントなどもなかった
ゴミ箱にもなんも無いし … 今日ごみ捨ての日なのかな 、 .ᐣ
… なんか
なんてね っ ( 笑
特に面白そうなものは無かったから 、 リビングへ戻って1日は終わった
時計の針が7を指す
ソファ - に座っていたらんくんを置いて 、 エプロンを着ようとする
すると嫌そうな顔をしてこっちを見てきた
撫でてくれた 、
久しぶりにらんくんが触ってくれて嬉しかった
それと同時に暑かった体が冷えた気がした
休日の朝 、 突然らんくんに起こされた
せっかく休みなのに …
デ - ト 、 .ᐣ
さっきまでの憂鬱が無くなって 、一気に嬉しくなる
ふふ っ 、 楽しみっ
パシャパシャ ッ
スマホを両手に持ち、 机の上に置かれたパンケ - キの写真をたくさん撮る
アニマルモチ - フらしく、 色んな動物の顔になっている
俺のはサメで 、 らんくんのは兎
… あ 、 せっかくだし …
俺のせいで気まずい空気が流れる
朝からの上がった気分が一気に下がった
パンケ - キを撮る気力すらも無くなっていく
… 申し訳なかったな
そういい席を離れたらんくんの後ろ姿はなぜだか悲しさが伝わったきた
カフェだけだと思ったら 、 らんくんに手を引っ張られ着いた先は賑やかなお祭りだった
なんてふざけ混じりの会話をしながら屋台を回った
何周かし終わって 、 みこちゃんの神社へ来た
ふと 、らんくんが神社の話をしだした
なんだかこのテンションが学生に戻った気がした
あ - ぁ 、 楽しい っ
朝 、 リビングへ行くとまたらんくんは居なかった
けど 、 今日は置き手紙があった
こさめも仕事行かないと
めんどくせぇ -
重い足を動かしながら眠気を覚ますために洗面所へ向かった
夜ご飯何がいいかな .ᐣ
仕事が終わり 、 早くらんくんに会うため早歩きで帰る
けど 、 お腹が限界に達してご飯のことばっか考えている
ごめんらんくん
今ご飯に浮気してる
なんて馬鹿なことを考えて一人で笑ってる
そんなことをしていたら 、 目の前にらんくんとみこちゃんが居た
あ 、昨日ぶりだ っ .ᐟ
仕事 .ᐣ
興味無いしいいや
許可が降りた為 、 ポケットからスマホを取り出してみこちゃんの写真を1枚撮る
らんくんも … 今ならバレないよね 、 .ᐣ
俺のイタズラ心が芽生える
この前カフェで撮らないでと言われた時の仕返し
そう思いらんくんにスマホのカメラを向ける
けど 、 映っているのは後ろの他人の家と少し遠くにある信号だけだった
なにかのバグかなと思い 、 みこちゃんにカメラを向ける
すると 、 ちゃんとみこちゃんが映っていた
またらんくんにカメラを向ける
けど 、 さっきと同じでらんくんは居なかった
戸惑って 、スマホを落とす
すると、 その音でふたりが俺の方を一気に向く
こさめの行動がみこちゃんにバレた
いや 、 確実にバレたわけじゃない
だって 、映した所を見せたわけじゃないから
じゃあ …
みこちゃんの肩を力強く掴み 、 揺さぶる
けど 、 地面を見つめるだけだった
らんくんの方を見る
けど 、 らんくんも地面を見つめてるだけだった
衝撃の言葉だった
予想もしてなかった
何 … らんくんは居ないって
ここに 、 今立ってるじゃん
それは… 誰なの .ᐣ
1年前の交通事故で思い出した
飲酒運転の車に跳ねられ 、 打ち所が悪くて亡くなったんだ
地面を見て視界がぼやける
目の周りが熱くなる
けど 、 上を見上げても 、 らんくんの居たところには何も無かった
俺の近くにはみこちゃんしか居なかった
この時に優しく俺を抱いてくれたみこちゃん
1年ぶりに 、 人の肌に触れられたことを実感した
あの日から1週間
らんくんの死を受け入れることはできた
でも 、 俺の恋人はらんくんが最初で最後
一生涯独身だっ
パシャ ッ
らんくんのお墓の写真を撮る
そこにはちゃんと 、 らんくんの名前が彫ってあるお墓が映っていた
写真 、 大切にするね っ
今日のも 、 前のも っ
END
2日失踪してましたが元気です(←
コメント
5件
っっっぱ ぽすかさんの 作品だいすきです ……🥹❤︎
まって 、 好き すぎた 🥹