サニー
ハッハッ……ハーハー……
サニー
ここまで来ればアルバーンも追いかけてこないよね…
サニー
はぁー……好きだ。
サニー
好きだよ、アルバーン……
初めて君を見た時から___
アルバーン
いらっしゃいにゃせー
アルバーン
Have a nice day!
一目惚れだった
君にとってはただの一言だったのかもしれないけど、君に言われた瞬間、俺にとって『Have a nice day』は特別な言葉となった。
サニー
アルバーン・ノックス……
やってはいけないことと知りつつ、俺は警察署のデータを借りて、彼の素性を調べまくった。
サニー
年齢不詳、住所不詳……
サニー
職業は……
サニー
怪盗…?!
そう。彼はコンビニ店員と言いつつも怪盗であった。
警官と怪盗___仲良くする以前に関わってはいけない。
でも俺の気持ちは抑えられなかった。
土曜日に遊ぶ約束をし、その日の予定を入念に立てる。
アルバーンが喜ぶように
アルバーンが楽しんでくれるように
アルバーンが僕だけに笑顔を見せてくれるように
アルバーンが僕だけの弟になるように
サニー
土曜日が楽しみだなぁ〜…
サニー
…アルバーンが僕だけの弟になりますように
そう呟いて、今日も1人だけの重みで凹むベッドに横たわる。