vvt短編集(紫多)

スマブラは付き合ってます

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

ぶるーくはいつも遅刻する

だから少し遅めに出たんだけど……

やれやれと思いながらスマホを手に取り電話をかけた

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ

今起きたのがすぐわかる

寝起きだ

やっぱ耳に入ったこと頭通してないよな

はぁ…と少し溜息をつき

と、インターホンを押しまくる

ｶﾞﾁｬｯ

俺が挨拶をするとぶるーくはふわっと笑い

と気抜けた声で挨拶をした

少し説教じみた態度で話した

なんでこいつがムスッとしてるんだ…

そう言いリビングへと駆け出した

明らかに身長をバカにしている

なんでだよ

俺だって高くなりたい…

まぁでもぶるーくの体にちょうど収まるんだ

大きくなる気は無い

こいつ勘が鋭いなほんとに

そう言うと俺の手にコップを乗せてくる

そう発すると

なんでこいつは恥ずかしいことを平然と言えるんだよ！

顔が赤いのを隠すようにそっぽを向き

そのままコントローラーを手に取った

ゲーム中

ﾁﾗｯ

声のならない声で笑う

スマイルは集中してる時口が空いてしまう癖がある

そのせいでよくメンバーにからかわれているけど…

何あのすこーしだけ空いてる口

とにかく可愛い！

やばい

スマイルを見るのに夢中になっていた

いや似てないがw

まぁ雰囲気はある

しかもそういうことじゃない…

可愛いのは君だよ！

そのうち少し表情が曇ってきた

なんでこの子は怒っているんだろう

あんまり活躍できてないから？

いやでもまぁまぁ強い

キャラを変えてゲームを続けた

あぁ…また開いてる

無意識なんだろう

やっぱり可愛いなぁ…

ムラッ

なんだろう

めちゃめちゃそそられる

まぁいいよね、

開けてるスマイルが悪いんだもん

ｷﾞｼ…

集中しているのかこちらが動いても気づかない

その間もずっと口が開きっぱなし

僕はそれをいいことに自分の口とスマイルの口を接させた

軽いキスをする

ｶﾞｼｬﾝｯ！

スマイルは驚いた拍子にコントローラーを床に落とした

ハッとした様子で口を手で覆い隠す

顔を真っ赤にして火照っている

そういうところも堪らなく可愛い

まぁ切りもいいしやめてあげよう

でももう1つゲーム

ﾄﾞｻｯ

スマイルをソファに押し倒し

相変わらず察しが悪い

押し倒したスマイルの手をぎゅっと握る

多分スマイルは集中して口が閉じないわけじゃなくなる

気持ちよすぎて口が閉じないんだよね

そう言ってスマイルを姫抱きした