「死ね」って言うなら殺してくれ。〚完結〛

焦り方が何かあった感じになってるけど

バレてないと思うことにする。

実際のところ、教室になんていたくない。

朝と同じことが起こるんじゃないかって

逃げ場が無くなるんじゃないかって

怖くてたまらなかった。

〜　説明中　〜

心当たりも何も、MOBの供述全部

真反対なんだが。

いじめてるのMOBの方では。

クラスメイト全員か。

数十人対1は勝ち目がない

ならもう、認めざるを得ない。

使えない教師だ。

この国からこういう教師は消えてほしい。

分かってた。

この教室にも、学校にも居場所なんてないんだって。

俺の周りの人はみんな

絶対俺を拒むんだ。

俺が邪魔だから。

そんなの、分かってたはず

分かってたはずなのに、

悔しさと悲しさと怒りが

同時に立ち込めてきた

多分、屋上で戻るか戻らないか決めても

同じ結末を辿ったんだ。

仕方の無いことなんだ。

全部、俺が悪い

嫌われるような俺が悪い。

最近は感情の落差が激しい。

楽しいって感じたら

すぐに悲しいになって

もう、

死んでしまおう。

この　ごめん　は誰に向けてなんだろう。

ゾム？　ロボロ？　大先生？

それとも

自分？

分からない、そんなこと

どれだけ考えても、見通しすら立てられない。

生きずらい世界だな。本当に

理不尽過ぎるよ。

家を探して、ロープを取った。

最後にみんなに連絡をしてから

俺はベッドに立って

首に輪を通した。

これが一番

幸せな死に方。

後日、学校では

嫌われ者のシャオロンの死として

全体に広がった。

ただ、5人を覗いて

最初は信じたくもなかった。

ただ、信じざるを得なった。

俺達が第1発見者だから。

親友の遺体なんて、できれば見たくなかった。

生きているまま、笑っててほしかった。

この記憶はもう、思い出なんだってさ。

B A D E N D 。 E N D 分 岐 は ご ざ い ま せ ん 。 後 日 談 、　お 楽 し み く だ さ い ま せ 。

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