今年もこの季節がやってきた
夏のほんの少し前
毎年、彼と眺める海
そこで乾杯していたジュース
今年は隣に彼は居ない
そんな夏の思い出
[6:30]
アラームが鳴り,パッと目を覚ます
家の前には海があり
この季節は海の匂いが香る
浅海 翠 アサナミ スイ
母
母
浅海 翠 アサナミ スイ
リビングに降りると
そこにはキッチンに立つ母がいた
母
母
浅海 翠 アサナミ スイ
看護師の母は夜勤が多く
こういう事は珍しくない
浅海 翠 アサナミ スイ
母
そう言って家を出た
賑やかな教室に足を踏み入れる
浅海 翠 アサナミ スイ
モブ
モブ
浅海 翠 アサナミ スイ
モブ
浅海 翠 アサナミ スイ
そう、クラスの友達とたわいのない会話をしていると
朝練終わりの生徒が続々と教室に入ってきた
木兎
木兎
モブ
木葉
モブ
木兎
木葉
モブ
モブ
浅海 翠 アサナミ スイ
浅海 翠 アサナミ スイ
木葉
浅海 翠 アサナミ スイ
浅海 翠 アサナミ スイ
白福
"すーちゃん"とは名前が翠なので
あだ名として友達がつけた
木兎
浅海 翠 アサナミ スイ
木葉
モブ
そんな騒がしい朝を切り抜け
お昼の時間がやってきた
木兎
浅海 翠 アサナミ スイ
木兎
浅海 翠 アサナミ スイ
浅海 翠 アサナミ スイ
そう提案する私の彼氏
彼とは付き合って約2年
特に大きな喧嘩もなく過ごしている
木兎
浅海 翠 アサナミ スイ
浅海 翠 アサナミ スイ
木兎
そういう事で
今日の放課後は彼と海を見ることにした
《放課後》
家の前の海は基本人が居ない
だから夏は人の目を気にせず自由に遊べるし家も近いので楽だ
木兎
浅海 翠 アサナミ スイ
そう言って無邪気に笑う彼の横顔を眺めていた
浅海 翠 アサナミ スイ
少し時間がたって
喉が渇いたのでソーダを持ってきた
木兎
木兎
浅海 翠 アサナミ スイ
そう言ってはしゃぐ彼と
海を眺めながら乾杯をした
《×年後》
毎日のように見る海と今日も顔を合わせる
浅海 翠 アサナミ スイ
高校を卒業してから時の流れが早くなった気がする
あの頃はソーダを飲んで乾杯していた私たちは
成人してお酒を飲めるようになっていた
プシュッとビール缶を開ける
今までしていた乾杯も今年は1人
浅海 翠 アサナミ スイ
浅海 翠 アサナミ スイ
そんな事を思いながら
今は1人で景色を眺める__.
end
さくしゃ
さくしゃ
さくしゃ
コメント
1件
翠ってアタイの本名と同じ名前やー!!運命感じる🫶🫶🫶