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蘭
蘭
三途
俺の顔が ぶわっ、と 真っ赤に染まる。
蘭
それと同時に 吹き出したように笑う 蘭の姿
蘭
蘭
三途
蘭
蘭
蘭
……
『三途と付き合う訳が無い。』 か……。
まだ告ってすら ないのに 振られた気分だ。
三途
三途
俺はこの虚しさを隠そうと 必死に笑顔を浮かべる。
その笑みは、蘭にどう映ったか。
そんなことは知る由もない。
蘭
蘭
蘭
三途
今にも溢れ出しそうなこの哀しさに
俺は 今すぐこの場から逃げ出したかった。
三途
三途
蘭
蘭
蘭
三途
それから 俺は 早足で自室に戻った。
( 春千夜の自室 )
三途
『三途と付き合う訳無い』
この一言が 頭にこびり付いて離れない。
三途
三途
誰かと話していないと、 気がおかしくなりそうだった。
俺はスマホを開く。
( 竜胆とのチャット )
三途
竜胆
竜胆
三途
三途
竜胆
俺の分かりやすい態度のせいもあってか
竜胆には すぐ見抜かれてしまった。
三途
三途
竜胆
竜胆
竜胆
三途
三途
三途
竜胆
画面越しとはいえ、 気まづい空気が流れる。
竜胆
竜胆
竜胆
三途
竜胆
竜胆
……
確かに、竜胆の言う通りだ。
想いを伝えてもいないのに このまま終わるのは嫌だ。
絶対に……。
三途
三途
三途
竜胆
竜胆
竜胆
三途
竜胆
竜胆
ぅ"……
図星だった。
竜胆
竜胆
三途
竜胆
三途
三途
何だか、少しずつ 希望が見えてきた。
竜胆
竜胆
三途
竜胆
三途
三途
竜胆
竜胆
竜胆
三途
三途
ホント、良い奴だな…
俺は、フッ と微笑みを浮かべた。
…とはいっても
三途
先が思いやられる。
竜胆との練習の前に 自分でも少し練習しとくか…
そう思った俺は 小さく声に出す。
三途
三途
三途
やっぱり、あと1文字が出てこない。
普段から、人に『好き』なんて 思うことも、言う事もない 俺にとって
たった2文字を言うことですら 凄く 難しい事だった。
それからも自主練すること10分経過…
三途
三途
三途
言えた。
本当に一瞬ではあるが、 言えたことには変わりはない。
よっしゃ…!
俺は舞い上がる気持ちを抑えられず
布団で足をバタバタさせる。
その姿はまるで、 初恋したばかりの思春期の女子高生のような、感じ。
三途
三途
俺はそれだけで幸福感に満たされ
酷く心は落ち着き、安堵感に包まれながら
三途
気付けば 眠りに落ちていた。
一方、蘭は……というと…
( 春千夜の自室前のドア付近 )
………!?
蘭
蘭
そう。
春千夜の言葉は、本人が知らぬ内に 届いていたのであった。
なぜ、この声が蘭に届いたのか。 何が起こっているのか。
それはまだ君たちには分からないだろう。
…それについては、次のお話で 説明することにしよう。
コメント
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コメントおもろい
はるちゃん可愛すぎて草♡🌱 ͛.*