ソードアート・オンラインインテグラル・ファクター紫光の女神と風光の女神

………………

外にフードを被った 何者かがこちらを見ていた

キリトが黒フードを 被った人を追う

ガチャッ

ドン！！！！

カナタは壁に強く叩いた

しかし 《システム外不可》が 表示される

…………

アスカはキリトに 食べ物をあげた

ハムッ

！

キリトが衝撃を受けていた時 誤ってクリームパンを 落として消滅した

パリン！

キリトはショックを受けた

？

ビクッ！

第19層

そう言いシュミットは グリセルダの墓の前に 土下座する

………

本当に？

本当に？ 本当に？

何かがシュミットの 後ろにいると思い 振り向くがそれは 兎だった

安心して戻ると そこには

フードを被った 何かがいた

そう言い フードを被った何かは カインズを殺した同じ剣を 取り出した

誰のだ？ シュミット

誰からの指示だ？

シュミットが顔を上げると もう1人のフードを被った 何が来た

…………

全部録音したわよ シュミット

シュミットが顔を上げると そこには

死んだはずの ヨルコとカインズが いた

い 生きてる ですって！？

アスナは自分の フレンド欄から ヨルコさんの生存と 位置情報を確認した

……………

あ！

シュミットは ヨルコの手に 《録音結晶》があったことを 確認した

シュミットは安心して 肩の荷が降りた ようにホッとした

シュン！

シュミットは 体に何か刺されて 倒れた

シュミットの体は動かない

どうゆうことなのか 自分の刺された箇所を見ると 短剣が刺さり 《スタン》が 表示されていた

突然謎のフード男達が 3人の目の前に現れた

大きなナタを持って 男は言った

男達の手相には 《ラフィンコフィン》の マークが描かれてあった

シュミットは ヨルコとカインズに 剣を向けている 男を見た

男がナタを 振り下ろそうとする

しかし

パカッパカッ！

男は振り下ろすのをやめた 遠くから何が来るのを 察知したからだ

馬の足跡が聞こえる

フード男達は 戦闘体制に入った

音は大きくなる

パカッパカッパカッパカッパカッパカッ

パカッパカッパカッパカッ

パカッパカッパカッパカッパカッ！

ヒヒィィー！！

いでっ！

ちょっと！ 大丈夫！？

なんでお前は 落とされないんだよ

さぁ？

ギリギリセーフかな

そうね 間に合って よかったわ

ほら！ いって！

ポンポン

ヒヒィィー！！

アスカとキリトは 武器を構えた

パチン！

男達は武器を収めた

ヨルコは緊張が解けて 膝から崩れた

アスカとキリトは 3人が見えなくなるまで 警戒した

やがて見えなくなると 2人は武器を収めた

！？

アスカはグリムロックが ヨルコ・カインズ・ シュミットを殺そうと したのを話した

アスナ達がグリムロックを 連れてきた

？

！

私にとっては 一切の不満のない 理想的な妻だった 夫唱婦随という言葉は 彼女のためにあったとすら 思えるほど 可愛らしく従順で ただ一度の夫婦喧嘩すらも したことがなかった

だが... 共にこの世界に囚われたのち 彼女は変わってしまった

強要されたゲームに怯え怖れ 怯んだのは私だけだった 一体あの彼女のどこに あんな才能が 隠されていたのか 戦闘能力に於いても 状況判断力に於いても グリセルダ...いや 《ユウコ》は大きく 私を上回っていた

それだけではない 彼女はやがて 私の反対を押し切って ギルドを結成し メンバーを募り 鍛え始めた 彼女は現実世界にいた 時よりも遥かに 生き生きとし 充実した様子で その様子をそばで見ながら 私は認めざるを得たかった 私の愛したユウコは 消えてしまったのだと たとえゲームがクリアされ 現実世界に戻れる日が来ても 大人しく従順な妻だった ユウコは永遠に 戻ってこないのだと

私の畏れが 君達に理解できるかな？ もし現実世界に戻った時 ユウコに 離婚を切り出され出もしたら そんな屈辱に 私は耐えることができない ならば...ならばいっそ...！

まだ私が彼女の夫である間に そして合法的殺人が可能な この世界にいる間に ユウコを！ 永遠の思い出の中に 封じ込めてしまいたいと 願った私を 誰が責められるんだろう？

………

グリムロックは 朝から崩れ落ちた そこにシュミット達が 来た

さっきまで怯えていた シュミットとは違い 決意を固めた目をしていた

シュミットはグリムロックを 肩に抱え カインズは前へ ヨルコはアスカ達に 頭を下げ 森の中へ消えた

………

アスカは目を見開いて 墓の前にある木の隣を見た そこにいたのは

死んだはずの グリセルダがいのだ

グリセルダは何も言わずに こちらを見ていた

伝えたくても伝えられない 死んでいるから伝えられない しかし 彼女の顔は 「ありがとう」と 言ってると思った

そして彼女の目は 攻略組のプレイヤーと 同じ目をしていた

グリセルダは アスカ達の声が聞こえ 安心したような顔をした

一瞬の光がアスカ達の視界を 遮り次の瞬間には グリセルダさんの姿は 消えていた

………………

えぇ...？

次回予告

コハルが...死ぬ...？

今回は アスカが着て！

私なんか 似合わないよ！///

すまない僕たちにも わからないんだ

ダメェェェ！！！

還魂！

パァン！！

今度こそ... 伝えるんだ...！

it'sSHOWTIME！

次回 《絆》編

第61層

乞うご期待！