ガチャ
コウ
たっだいま~!
ルキ
ただいま
アズサ
た、だいま
コウ
、、あれ?
誰も、いない、、
誰も、いない、、
ルキ
リツが出迎えてくれるかと
思っていたが、、
思っていたが、、
アズサ
いな、いね、?
コウ
ユーマくんもいないし、、
トントントン、、
グツグツ、、
コウ
、?
コウ
何か聞こえるよ!
ルキくん!
ルキくん!
ルキ
ユーマ、か?
アズサ
いや、違、う?
サクッ
い、痛っ!
ルキ
!!
コウ
怪我しちゃった?
コウ
とりあえず、行こう!
アズサ
う、ん!
痛っ!
リツ
、、っ!
つい、料理に夢中になり過ぎて 人差し指を包丁で切ってしまった
リツ
ど、どうしよう、!?
料理も途中だし野菜もまだ切れてない、
リツ
ううっ、!
リツ、!
リツ
えっ、?
ルキ
大丈夫か、?
リツ
えっと、これは、、
コウ
怪我したんでしょ?
アズサ
痛いって、声、聞こえてたし、
リツ
、、、
リツ
、、そう、です。
コウ
怪我したところ、見せて?
本当は見せたくないけど、、
リツ
、、、
リツ
、、どうぞ。
私は渋々、コウさんたちに 怪我した場所、、人差し指を見せた
コウ
、、、。
、、、しそう
リツ
え、?
一瞬、コウさん達の目が
輝いて見えた
リツ
っ!?
コウ
えっと、ごめんね?
コウ
驚かせちゃった?
リツ
そんなことないです!
リツ
ちょっとびっくりしちゃって
アズサ
えっと、、この状態だと
アズサ
、まずは、、
アズサ
俺、絆創膏と、包帯、
とって、くる、ね
とって、くる、ね
コウ
うん、ありがとう!
アズサくん!
アズサくん!
ルキ
俺は、リツに変わり、
料理をしてもいいか?
料理をしてもいいか?
リツ
、、
本当は私が皆のために作ってたけど それでみんなに迷惑をかけたくないし
リツ
おねがいします!
アズサ
とってきたよ、
リビングに、移動しよう?
リビングに、移動しよう?
、、、
、、、
数分後
リツ
ありがとう、ございます、!
改めて、指を見てみると 丁寧に包帯が巻かれていた
リツ
アズサさん、
包帯巻くの上手ですね
包帯巻くの上手ですね
アズサ
そんな、ことない、よ
、、、その頃
ルキは台所でリツの料理を見ていた
ルキ
、、、
実際に見てみると
切っている途中の野菜が転がっていたり 鍋が煮込まれたままになっている
コウ
あれ、散らかってる?
コウ
ミニ猫ちゃんが料理してたんだよね、?
コウ
でも、なんで?
ルキ
、、多分俺たちのためだろう
ルキ
理由や動機はだいたい予想できる
ルキ
、、、。
コウ
ルキくん?
リツの好意を無駄にしたくないが、、
今回は仕方がない 俺が作ろう
リツには後で機会があれば 作ってもらえばいい
ルキ
リツには申し訳ないが、
ルキ
後は俺が作る
ルキ
コウは手伝いをしろ
コウ
え〜、ルキくんが作るの〜?
コウ
リツの作った料理
無駄にしたくないんだけど!
無駄にしたくないんだけど!
ルキ
無駄にはしない
ただ少し、"手を加える"だけだ
第12話終わり