6限目終わり、白は帰宅準備をしていた
すると後ろから由奈が飛びついてきた。
白
わっ!?由奈!?
由奈
白ちゃあん…まさか帰ろうとしてないよねぇ…?
白
え、帰る以外に何が…
白
白
(あ、まさか…!)
由奈
はぁ…2p1aクラブの活動するに決まってんでしょ??
白
えーと、今日は用事があるな〜…
白がチラチラ由奈の顔を伺いながら 話すと、由奈は徐々に不満気な顔をした
由奈
白…嘘だね?それ
白
へっ…!?う、嘘じゃ…
由奈
何年あんたと一緒に居ると思ってるの!嘘ついてるかどうかくらい分かるよ!
白
さ、さすがだね由奈…。
由奈
由奈
で、白今日は聞きたいことがあるの!!詳しくは秘密基地で!!
と言い由奈は教室を飛び出ていった。
白
白
聞きたい…こと…。
白
(嫌な予感がする…)
山の中の秘密基地 ークラブ室ー
白が着いたとき由奈は何かの資料を 机の上にずらっと広げ考え事をしていた
白
由奈〜?来たよ?
由奈
由奈
…あ、白やほやほ!
白
なーに考えてたの?
由奈
ううん、何でもない。
白
そっか。
白
白
それより、学校で言ってた質問したい事って…?
白が問うと由奈はいきなり深刻な顔をし 白に話し始めた。
由奈
由奈
白、前迎えに来てくれた茶髪のオネーサン居るでしょ?
白
あ、瑠香さん?
由奈
由奈
アンタ本当にあの人知り合い?
白
ぇ…?
白
(まさか…瑠香さんの正体バレ…!?)
白
(由奈は言わないって言ってたけど…)
白
(いや、だとしてもだめだ!)
白
白
な、なになに急に!だから親戚だって!
由奈
違う。知人かどうかじゃない。本当に白の親戚なのかって話。
白
いや、何で疑ってるの!?親戚だって!
白
(ここは切り抜けたいっ…!!)
由奈
ふーん?でもさ彼女、結構ルナの情報と一致するんだよね!
白
たまたまじゃない…?結構リスペクトしてるらしいし…?
由奈
由奈
白、じゃあさ
由奈
" 今から私の事家に連れてってよ "
白
い、今から…?
由奈
うん。だってもし仮にルナだとしたら逃げちゃうでしょ?
由奈
だから今とつるの!!
白
…えぇと、1回聞いてみ…
由奈
だめ!!
白
はい…。
由奈
じゃあ、行こーう!!
由奈はルンルンで行く気満々だったが そこで白は尋ねた。
白
あのさ…由奈。
由奈
なーに白!
白
もし、もしほんとのほんとで、瑠香さんがルナだったら由奈はどうするつもりなの…?
由奈
由奈
警察には言わない。
由奈
ただ、
" 私は彼女を楽しむだけだよ "
白
は…?
その時の由奈は狂気的な笑みを浮かべていて、自分の知る由奈では無かった。
今思えばここから。 ここからおかしかったのかもしれない。







