暇72
お〜い、こさめ。寝るならベッド行こうぜ。
雨乃こさめ
え〜?まだ飲む…。
俺の家でこさめと二人で宅飲み。…だったんだけど、早々に酔ったこさめは半分くらい寝てる状態。
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いやもう寝た方がいいだろ。お前半分くらい寝てんだから。
雨乃こさめ
だってなつ君が全然飲んでくれないから〜。
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前後の文脈繋がってねぇよ。も〜、明日苦労するのお前なんだからな?ほら、水飲めって。
コップに水を注いでこさめに差し出すも、こさめはぽやぽやしてて受け取れそうもない。
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ったく、いい大人なんだからさ…こんなになるまで飲むな〜?セーブしろよ。
とは言え、少しでも水飲ませたほうが…。でもどうやって飲ませる…?と悩んでいると上機嫌なこさめに名前を呼ばれる。
雨乃こさめ
んふふ、なつく〜ん?
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ん?何、こさめ―――。
名前を呼ばれて振り向くと、こさめに顔を固定される。は?、と思っているとこさめにキスされた。
理解が追いつかず、呆然としていると、数秒経って口を離された。
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こ、こさめ…?
雨乃こさめ
えへへ、こさめ、なつ君のこと好きなんだ〜。
コイツは人の気も知らないで呑気に…!
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おい、こさめ、あんま調子乗ってると…。
そこで俺は言葉を失った。気付いたらこさめは気持ちよさそうに寝息を立てて寝ていた。
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…ハァ。
ため息をついてこさめに毛布をかけて、流石にベッドには運べないので頭の下に枕も敷いてあげた。
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…お休み、こさめ。
そう声をかけて軽く掃除して、俺もベッドに潜り込む。
…もう二人きりで飲むのやめよ。俺の理性が持たないかもしれない。因みに次の日のこさめは頭痛に悩まされていて、記憶も殆どないみたいだった。…俺にキスまでしておいて…!