時は昔…
ではなく今でした
この話の世界には色々な生き物がいます。
主人公の住む鬼ヶ市には沢山の鬼の悪い昔話があるのですが、
実はこの世界では鬼族界(きぞくかい)に鬼が本当にいるため、そこの鬼に「名誉毀損だ」と訴えられてしまいました。
さあどうした事やら。損害賠償を請求されましたが、あいにくこの市は貧乏なので無理でした。
鬼ヶ市の人間たちに泣き着かれた鬼族(きぞく)たちは、仕方なくお金ではなく人を1人借りることで許すことにしました。(ちなみに生贄ではなく、ただの労働力として)
そんなこんなでこれから主人公が 鬼族界に行かされることになるのですが、どうなる事やら…
さて、こんな長い文を読んでくださりありがとうございます。
途中で飽きた人もいるかもしれませんねえ…
ま、それはともかく お待たせしました
はじまりはじまり〜
しの
いやいやいやいやちょっと待ちなよ、
しの
市内会で私に決まったってどういう事??
お母さん
お母さん
案外いいとこかもよ?
しの
どこもよくないわ。
しの
娘を売るような母親だとは思わなかったよ…
お母さん
だって給料よかったし…
あんた暇でしょ?
あんた暇でしょ?
しの
高校どうすんの、あと2ヶ月で卒業なんですけど?中退はやだからね。
お母さん
市が卒業したことにしてくれるって。
しの
それ絶対アウトなやつでしょ、
お母さん
仕方なかったんだって。
じゃんけんで負けちゃったんだもの、、
じゃんけんで負けちゃったんだもの、、
お母さん
若い人だからお母さんが行く訳にもいかないし、、
しの
いやじゃんけんで決めるなよ
しの
あー…
市の貧乏の理由分かった気がする…
市の貧乏の理由分かった気がする…
お父さん
まあ…しのなら大丈夫だろ。
しの
いやいやいや
しの
どこを根拠に言ってんの
お父さん
お父さんの子だから!
しの
…余計心配になったよ
お母さん
鬼族界も住めば都かもしれないし
しの
はぁ…
しの
しの
もう決まっちゃったなら仕方ないか。
お母さん
えっ?ほんと!!
さすがしの!
さすがしの!
お父さん
しのが娘でよかった〜〜(泣)
しの
この人たち本当に大人なのか…(小声)
鬼族界に向かう当日
純
しのぉ…元気でねぇ…(泣)
純
手紙出してねぇ…(泣)
しの
ありがとう純。出すね!
しの
それに休みの日とかもこっち来るから。
お父さん
元気でいるんだよ。応援してるから
お母さん
しの…ごめんね、頑張ってね
しの
ん、多分大丈夫。ありがとう!
しの
さーて、こうなったらやるしかないかー…
天羅
天羅
…の様
天羅
天羅
…の様…しの様
しの
…ん?わぁっ!
しの
ここが鬼族界…?
天羅
そうでございます。しの様。
しの
空が青い…空気も綺麗。
天羅
地獄のような怖いところだと思っていたでしょう。
天羅
そして空気が綺麗、その通りです。
天羅
鬼は案外デリケートな生き物なのですよ。
しの
そうなんですね。…そういえば貴方は?
天羅
申し遅れました。私、天羅と申します。天に修羅の羅と書いてソラと読みます。ソラとでもお呼び下さい。(ニコッ)
しの
(笑顔が素敵な鬼だ…)
しの
ソラさん。あの…私これからどうするんですか?
天羅
ええ。まずは鬼若(おにわか)様に会っていただきます。
しの
鬼若様?
天羅
鬼族の中でも身分の高いお方です。
しの
ソラはどのくらいの身分?
天羅
そうですね…鬼若様にお仕えしているため、城の役人という立場なので世間から見れば高い方かもしれません。
天羅
城の中ではあまり高くありませんが(笑)
しの
凄いんだね…
天羅
いえ、そんなことないです!
きっと、しの様の方が高い身分を貰えると思いますよ。
きっと、しの様の方が高い身分を貰えると思いますよ。
天羅
では、そろそろ都の方へ参りましょうか。
いちの。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
いちの。
短編しか書いたことがなかったのでドキドキです…w
いちの。
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いちの。
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いちの。
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