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信号機

1 - 信号機

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2020年06月10日

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俺は徹

しがない高校生だ

性格が暗く基本的には学校ではぼっちだ

そんな俺にも楽しみがある

毎週火曜に発売される週刊少年ダイジャンプを読むことだ

週刊少年ダイジャンプは面白い

そして俺はダイジャンプを読みながら横断歩道を渡る

ププー

トラックの運転手

あぶねぇだろ!

トラックの運転手

漫画読みながら渡るな!

あ、す、すいません!

トラックの運転手

たくっ気をつけろ!

怒られちゃった

もしかしたら明日学校で怒られるかも

(結局後日先生に怒られることはなかった)

一週間後

今日はダイジャンプの発売日だ

無事に近所のコンビニで買えた

ふー買えた買えた

あのあと一冊だったからな

あの少年よりもうちょっと遅かったら取られてたなー

でもあの少年俺のこと凄く睨んできたもんなー

こえーよ

あ、

そういえばここはこの前怒られた横断歩道だった

まぁ結局怒られなかったから良かったけど

今度はちゃんと信号を見た

なんだ赤かよ

まぁ開けて読むか

はっはっはー

面白いなー

(げっ、さっきの少年だ)

(カンテンドースリッチをやってる)

(最新の機種じゃないか)

(スリッチは全国でもほとんど売り切れの超人気ゲームだ)

(スリッチ持ってるんならダイジャンプいらねぇじゃん)

(そう思いながら対向車線の信号を確認したところ赤だった)

(なので俺は渡った)

(俺が歩き出すのを見た少年は俺の前を行こうと小走りで走った)

(なんだよ!なんか感じ悪いなー)

ドガァーーーン

え、

少年に車が突っ込んできた

俺は酔っ払いだと思った

(後日幸い少年は命は助かったらしい)

ふと信号を見た

赤だった

世の中には時差信号というものがあるがある

右折車線のある方向の青信号が延長され、対向車線は赤になる

実に便利な世の中だ

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