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愛花
あっ、これオシャレー！
愛美
また見つけたの？
愛花
うん！これホーム画面にしよーっと
愛美
はぁ、もう何回変えた？今月結構変わったよね？
愛美
気に入ったやつないの？
愛花
なにその言い方！オシャレなものは全部気に入ってるの！
愛花
私は愛が広いんだから！
愛美
とか言っといて、今使ってるやつはもう使わないんでしょ。
愛花
うるさいなぁ！
愛花
そういう、まなみはどうなの？
愛花
もうずっとその猫の写真使ってんじゃん
愛美
私はころころ変えたりしないし、可愛いから使ってるの！
愛美
それに、画像をずっと調べてたり、何回も頻繁に変えてると検索タグにヤバいやつ出てくるらしいよ
愛美
ま、私は知らないけどね
愛花
なにそれ、文長いし読みにくい。
愛美
それは入力した主に言ってよね
愛花
あっ、もうこんな時間じゃん！
愛花
今日塾でしょ？
愛美
やば！帰んないと！ばいばい！
愛花
ばいばーい
愛花
…やばい、画像
愛花
ちょっと気になるかも…
その夜
愛花
あーあ、この画像あんまオシャレじゃないかも。
愛花
新しいやつ探そーっと。
愛花
「可愛くてオシャレ背景」
愛花
入力！って、あれ？
愛花
重い重い！ちょっともう！
愛花
変なとこ押したじゃん！
愛花
なにこれ
愛花
「あの子の画像」
愛花
…？
愛花
全部真っ黒じゃん。重いのかなぁ。気になるのに！
愛花
開いちゃお。
愛花
(…やばい画像だったらどうしよう)
愛花
(まぁ、そんなんでもないよね)
愛花
えい！
愛花
ん？読み込まれないなぁ…
愛花
もうなにこれ。
愛花
寝よーっと
次の日
愛花
なんてことがあってね！まじウザイわー
愛美
へー。ヤバい画像だったりしてね
愛花
なに！怖いこと言わないでよ！
愛美
開いちゃいけない。
愛美
見てはいけない
愛美
ロードさせない
愛美
残してはいけない
愛美
……してはいけない
愛花
え、なに。呪われた？
愛花
あと最後のやつなに？してはいけないで終わったじゃん
愛美
最後のはまだわかんないんだ。
愛花
へー。
その夜
愛花
昨日の気になるなぁ
愛花
もう1回！
愛花
…ロードしないし。
愛花
あっ、何この画像。
愛花
開いたけど意味のわかんない画像ばっか。
愛花
画像も開いちゃお！
愛花
「あなたは、この画像を見ましたね。」
愛花
「見てはいけない、世界の都市伝説。」
愛花
「これは知ってる人にしか開けない、つまり、あなたはルールを知っている」
愛花
「明日、連れて行きましょう。」
愛花
…怖。なにこれ。
次の日
愛美
え、やば。
愛美
なにしてんのよ！
愛美
なんでそんなことしたの！
愛花
だって気になってさ…
愛美
そうじゃなくて！
愛花
どうしよう！
愛花
やばいよー！
愛花
急に怖くなってきた…
愛美
はぁ、とにかく。
愛美
こんなことはもうやめてよね。
愛花
う、うん。
その日の夜。
愛花
あっ、写真フォルダ、知らない奴ある。
死神
今夜ハ訪レマシタ
死神
オ連レシマショウ
愛花
だ、だれよ！
死神
見てはいけない、呪いの画像。
死神
それを、あなたは見てしまった。
死神
あなたは心配されてはいない、なので、連れてゆきましょう
愛花
どういうこと！？私の親も、友達も心配してくれるよ！
死神
それはこの後の話。
死神
今現在、心配されてはいませんよ。
死神
最近も心配されることもなかったでしょう？
愛花
たった今日！心配してくれた子がいたわよ！
死神
言い訳などいりません。さようなら。
次の朝
愛美
え、なによこれ。
愛美
見切れててわかんないけど、これ、愛花だよね？
愛美
やっぱ、呪いの画像…
死神
コノ時ハヤッテ来マシタ
死神
オ連レシマショウ
愛美
きゃあ！だれよ！
死神
私は死神。あなたは聞いてはいけない話を…聞いてしまったのです
死神
ふふふふ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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